浴衣だいすき!夏のおしゃれは浴衣ですよ。でもあまり着る機会がありません。
なぜならマンドリンの練習に行くときは、荷物が多いから。バッグを肩にかけたり背負ったりできないでしょう?
先日、マンドリンのコンサートを聴きに、札幌へ出かけました。
わたしの場合、マンドリンを持たないおでかけって、めったにありません。
浴衣だいすき!夏のおしゃれは浴衣ですよ。でもあまり着る機会がありません。
なぜならマンドリンの練習に行くときは、荷物が多いから。バッグを肩にかけたり背負ったりできないでしょう?
先日、マンドリンのコンサートを聴きに、札幌へ出かけました。
わたしの場合、マンドリンを持たないおでかけって、めったにありません。
「大正~昭和初期のマンドリン楽譜を弾いてみた」シリーズ、最近は、サイレント映画につける伴奏のための楽譜を弾いています。
ちょっと待て、「ザー セクレツト オブ ザー シヱー」って!(笑)
ザメクニックさんといえば、Sam Fox社から「Sam Fox MOVING PICTURE MUSIC」、つまりサイレント映画のピアノ伴奏曲集を4冊も出している人です。
そしてこの曲集の「The Secret of The Sea」という題名の下には、「From the Piano Suite “LOVE SONNETS”」と書いてあります。
へえ~「愛のソネット」という、ザメクニックさんのピアノ組曲があるんですね。他の楽章はどんな曲があるのでしょうね?
SPレコードや最近の演奏を探してみましたが、見つかりませんでした。
ピアノ組曲としても、今は演奏されないのでしょうか?
その代わり、Fiona Hickie's Sheet Music PreviewというYouTubeチャンネルで、編曲されたスコアとMIDI演奏を視聴できました。
【過去記事】こちらは2021年6月、引越し前のブログに書いた記事を再掲して加筆したものです。原曲探し、レコードやピアノロールの動画などを追加しました。
自粛期間中にインターネットで古い音源や楽譜に出会い、ついでに演奏動画を撮ることにもはまっていた時期です。
🎼 🎼 🎼
前に、「日本の古本屋」という古書店通販サイトを通じて、古~いマンドリン用の楽譜を手に入れました。
ディープでマニアな詳細はこちら→昭和3年の楽譜を弾いてみた♪大流行曲「ティティナ」
わたしが買ったのは、ヴァイオリン、マンドリンどちらでも使える、二重奏の楽譜です。
せっかくだから、だれかと二重奏ができたらいいなあと思ったのです。
ところがここ1年続く状況により、合奏ができないまま…。
そこで、Rolandの4XCAMERAというアプリを使って、ダブルいけこで二重奏をしてみました。
「ティティナ」の次に演奏したのは、
オリエンタル・フォックストロット「キャラバン」
キャラバンというと、デューク・エリントンとファン・ティゾールのジャズの曲(1935年)が有名ですが、別の曲ですね。
昨年(2023年)に旭川市民マンドリンアンサンブルの定期演奏会で、コンサートマスターさんとギターさんがこの曲を演奏したんですよ。
よい曲だな~と、わたしたちは舞台袖で聞き惚れておりました。
マンドリンとギターの二重奏かと思っていたら、実はマンドラパートをギターにアレンジしたのだと聞きました。
マンドリンとマンドラの二重奏かあ…マンドラだったらわたしも持っているし、わたしも弾いてみたいなあ。
そう思って楽譜を探したら、「Ryo Aoyama Online Shop 青山涼 オンラインショップ 楽譜販売」にありました。
ダウンロード楽譜なのねー。今どきだわ。
片方のパートの音源というのもありましたが、けっきょくわたしは2パートとも自分で弾きました。
いつものように4XCAMERAというアプリを使って、スマートフォンで撮りました。音は加工できないけれど、まあいいのだ。
きわめて個人的な感想ですが…
①マンドラパートの方が難しい
弾いてみたら、マンドラパートの方が(わたしにとっては)難しかった!
何が難しいかというと、アルペジオのポジションです。マンドラの弦はマンドリンの弦よりも太いので、押さえるのがたいへんでした。ドラ筋が必要です。
もともとマンドラを弾く人なら大丈夫なのでしょうね…。
そしてわたしの場合、複数の音を出すためのポジションを覚える→瞬時に再現するのが、ものすごく苦手なのです。押さえる指は2本までならいけます(笑)。覚えるのにけっこう必死でした。
ギターが弾ける人には楽勝かもしれませんね。
(中3の時に半年だけ「フォークソング同好会」に入っておりましたが、ギターのコードがまったく覚えられず「メリーアン」が弾けずに終わりました。今のわたしなら、坂崎さんパートを歌うのに徹するぜ!)
②流血の「夕凪」!?
マンドラパートでは、違う弦を同じフレット上でを押さえるポジションが多く、左手の人差し指と中指がひんぱんに接触します。
わたしの場合、指先が太く爪が扇のような形をしているので、2本の指が接触すると、中指の爪の端で人差し指を押すというか刺激することになるんですよ。練習すると、何度も何度も刺激されます。
動画を撮るころには、人差し指に穴があいて血が出ていました。でもばんそうこうを貼ると指がうまく動かせないので、がまんして撮りました(痛)。
撮り終わったあと、治るまで数日、楽器は弾けませんでした。
いやまあ、でもこれは爪の形によるものなので、他の人には問題ないのでしょうね…。
③シンプルなメロディを“歌う”
マンドリンパートは、難しくありませんでした。途中の重音は(わたしでも)対応可能です。
でも、シンプルなメロディほど、どう“歌う”か、考えさせられますね。
「夕凪」という表題なので、朗々と歌って盛り上げるのではなく、波がそっと引いていく感じにしてみました。
🎵 🎶 🎵 🎶 🎵
マンドラパートさえ弾ければどなたでも楽しめる曲だと思うので、みなさまも弾いてみてくださいね!
ちなみに旭川市民マンドリンアンサンブルでは、今年11月の定期演奏会で青山涼さんの「最後の宇宙船」を弾きます。こちらもすてきな曲ですよ~!
【過去記事】2017年8月、引越し前のブログに書いた記事です。今年の定演は第14回なので、これは3回前、もう7年も前のことですね…。
【過去記事】2019年に、引越し前のブログに書いた記事の再掲です。
今年の定演は第14回、こちらは、前々回の定演についてです。
【過去記事】2020年、引越し前のブログに書いた記事を再掲しました
かでるアスビックホール(札幌市中央区北2条西7丁目 かでる2・7)
入場料 無料
主催 北海道教育大学札幌校マンドリンクラブOB・OG会
後援 札幌市、札幌市教育委員会
OB会では、2年に1回定期演奏会を行っています。
第12回は2019年、第13回はコロナのため1年延期して、2022年に開催しました。
今回は第14回です。
しかも、お客様に気軽に来ていただきたいということで、無料になりました。
お近くの方も、そうでない方も(わたしもだが!)、札幌・かでるに来てくださいね~!
今回の「大正~昭和初期のマンドリン楽譜を弾いてみた」シリーズは、前回に引き続き、昔の映画、つまりサイレント映画につける伴奏のための楽譜から一曲弾いてみました。
「現代映畫伴奏曲集 前編」(5)Haya ハヤ/mandolin
YouTube「ikekomandolin」のチャンネルでは、「大正~昭和初期のマンドリン楽譜を弾いてみた」という再生リストも作っています。古書店から購入した、古いマンドリン楽譜を弾いています。どうぞごらんください♪
実は密かにたくらんでいるんですよ…「サイレント映画の楽士になりたい!」
あたらしい曲を作るのではなく、当時演奏されていた音楽を、マンドリンで演奏したいのです。でも、即興で弾くのは難しいし、画面に合わせて弾くのも難しいよねえ。短い映画の一場面でもいいから、合わせて演奏できたらいいなあ。
この動画は、そのための修行のひとつであり、劇伴音楽についての勉強の途中経過でもあります。
超スローペースなアプローチだけどさ。いくつになっても楽しいわ、こういうの!
そうそう、以前、柴田康太郎氏の「1920年代後半の時代劇映画における音楽伴奏の折衷性:和洋合奏・選曲・新作曲 」という論文を読んだのですが、この方、紙屋牧子氏、白井史人氏とともに無声映画の伴奏譜資料「ヒラノ・コレクション」の研究をしている方だったのね。楽士が実際に使った楽譜「ヒラノ・コレクション」ってあるんですね。知らなかった!
「おもちゃ映画ミュージアム」のサイトで見たのですが、ヒラノ・コレクションの楽譜を無声映画に合わせて演奏する“研究発表会”があったそうです。いいなあ~。そういうの見てみたい。
ほかの論文も読んでみようっと!→国立研究開発法人 科学技術振興機構のサイト「researchmap」柴田康太郎から、いろいろ読めます。
自分の使っているマンドリンは、1927年に作られた古い楽器。
それと同じ時代に日本でもマンドリン用の楽譜が売られていたと知って、ロマンを感じました。
それ以来、古書店の通販サイト「日本の古本屋」を通じて、全国あちこちの古書店からぼちぼち楽譜を購入しています。
さて、今回の「大正~昭和初期のマンドリン楽譜を弾いてみた」は、昔の映画、つまりサイレント映画につける伴奏のための楽譜から。
裏テーマは「サイレント映画の楽士になりたい!」