今年も早いなあ。もう11月ですよ。
わたしの作った11月の曲を曲を紹介します。
【過去記事】前のブログに掲載していた記事の、再掲です。
今回は、
「11月の雀」
2012年作曲
マンドリン1、マンドリン2、マンドラ、マンドセロの四重奏です。
所要時間は、約5分です。
【解説】
すっかり枯れたコスモスの茎に
まるまるふくれた雀たち
そうっとしなる コスモスの茎…
その胸割れした ふわふわの毛は
冬将軍がもうすぐそこまで
北の山まで来ていることを
空気の震えで 感じている。
* * *
しめやかな大気、雷鳴、冷たい雨…
北国の晩秋を、凝縮してみました。
北海道の晩秋
コスモスの茎にとまる雀。
これは、札幌・あいの里で見た風景です。
まだあまり建物が立っていなかった、30年ほど前のことです。
コスモスが背高く伸びたまま立ち枯れて、そこへ雀がとまって、茎がビヨヨ~ンとしなるんです。
よく見ると、ふっくらしていて、毛がかすかに震えているんですよ。とても印象的な光景でした。
曲のイメージの原型は、五輪真弓の「恋人よ」です(笑)。ご存知ですか?
アンニュイな雰囲気で、弾けるといいです。
前半は、マンドリン1はあまり動かさず、内声のマンドリン2とマンドラに、動きをもたせました。
わたしたちが練習する際は、2パートずつ試しに弾いて、相互理解を深めました。
あとは、高い音で、トレモロをひそやかに鳴らせるようにがんばりました。
動画について
この曲は、2018年2月の、マンドリン四重奏演奏会で演奏しました。
練習時の録音を使って、紹介ムービーをつくりました。
メンバーが、いろいろ意見を出してくれて、おもしろい演奏になってきたところです。
この練習の、一番最後の演奏がとても良かったのですが、スタジオの防音があまりよくなく、騒音がひどかったです。残念。
このテイクは未完成なところもありますが、曲を理解するときの参考になれば幸いです。
画像は、富良野の風景が多いです。あとはもいわ山ロープウェイです。
ぼんずのお下がりを、あとでえぶたんが着ています…。



