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2025/11/02

いけこの曲紹介♪「11月の雀」

今年も早いなあ。もう11月ですよ。

わたしの作った11月の曲を曲を紹介します。

 【過去記事】前のブログに掲載していた記事の、再掲です。

今回は、

「11月の雀」

2012年作曲

マンドリン1、マンドリン2、マンドラ、マンドセロの四重奏です。

所要時間は、約5分です。

11月の雀/mandolin quartet

【解説】

すっかり枯れたコスモスの茎に

まるまるふくれた雀たち

そうっとしなる コスモスの茎…


その胸割れした ふわふわの毛は

冬将軍がもうすぐそこまで

北の山まで来ていることを

空気の震えで 感じている。

*   *   *

しめやかな大気、雷鳴、冷たい雨…

北国の晩秋を、凝縮してみました。


北海道の晩秋

コスモスの茎にとまる雀。

これは、札幌・あいの里で見た風景です。

まだあまり建物が立っていなかった、30年ほど前のことです。

コスモスが背高く伸びたまま立ち枯れて、そこへ雀がとまって、茎がビヨヨ~ンとしなるんです。

よく見ると、ふっくらしていて、毛がかすかに震えているんですよ。とても印象的な光景でした。


曲のイメージの原型は、五輪真弓の「恋人よ」です(笑)。ご存知ですか?

アンニュイな雰囲気で、弾けるといいです。

前半は、マンドリン1はあまり動かさず、内声のマンドリン2とマンドラに、動きをもたせました。

わたしたちが練習する際は、2パートずつ試しに弾いて、相互理解を深めました。

あとは、高い音で、トレモロをひそやかに鳴らせるようにがんばりました。


動画について

この曲は、2018年2月の、マンドリン四重奏演奏会で演奏しました。

練習時の録音を使って、紹介ムービーをつくりました。


メンバーが、いろいろ意見を出してくれて、おもしろい演奏になってきたところです。

この練習の、一番最後の演奏がとても良かったのですが、スタジオの防音があまりよくなく、騒音がひどかったです。残念。

このテイクは未完成なところもありますが、曲を理解するときの参考になれば幸いです。


画像は、富良野の風景が多いです。あとはもいわ山ロープウェイです。

ぼんずのお下がりを、あとでえぶたんが着ています…。


お問い合わせ・楽譜ご要望の際は

2025/09/20

いけこの曲紹介♪「お気楽アイスクリーム」

seesaa版ブログで2018年に紹介した2つの記事を、ひとつにまとめて書き直しました

たまには、わたしの作った曲を紹介しましょう。

今回は、
「お気楽アイスクリーム」
2006年作曲
マンドリン×2、マンドラ、マンドセロ
による四重奏曲です。
所要時間は、約4分です。

2009年、日本マンドリン連盟機関誌「JMUジャーナル」第221号に、スコアが掲載されました。
2010年にコントラバス譜を加筆し、五重奏として、九州の方がたに演奏していただきました。
2012年には、マンドセロ譜をギター譜に替えた「Guitar版」も作り、道内で他団体に演奏していただきました。

【解説】
「ゆるいマーチ風」で
お気楽にアイスクリームをなめていたら、
チョコミントの風が吹く?
でも、最後はとけてしまいました…。

※もともとは、マンドリン×2・マンドラ・マンドセロの四重奏として作った曲です。
2009年11月に、日本マンドリン連盟の「JMUジャーナル」第221号に掲載。
2010年に、コントラバス譜を加筆。
2012年に、マンドセロのパートをギターに代えた楽譜を、作成しました。
四重奏、五重奏、六重奏、いずれでもお楽しみいただけます。

ちっとも、解説になっていませんね。
でも、こんなイメージの曲です。
わたしはいつも、言葉から曲を作っているようです。

実は一番多く演奏されている曲

「お気楽アイスクリーム」は、おかげさまで一番多く楽譜のご要望をいただいている曲です。わたしの作品の中で、いわば「一番売れている」曲です。非売品ですが(笑)
日本マンドリン連盟の「JMUジャーナル」第221号にスコアが掲載されましたが、スコアから自分たちで切り貼りしたり浄書したりしてパート譜を作った方もいらっしゃったそうです。ありがたいことです。

わたしが把握している演奏歴はこちら↓

●2007.2第36回マンドリン四重奏演奏会(Sound-Hole) ←これはわたしたち
●2010.5第2回三木山マンドリン音楽祭(兵庫県三木市、アンサンブル・シルフィーズ)
●2010.9 Ofaマンドリンコンサート「恋音(こと)」(北九州市)
●2012.2第41回マンドリン四重奏演奏会(トロワ・クプルス)
●2013.5クラシック・カフェ2周年コンサート&ティータイム(兵庫県神戸市、アンサンブル・シルフィーズ)
●2015.12マンドリン茶会@もも庵(福岡、Quattro Formaggi
●2016.3札幌マンドリン倶楽部 部内アンサンブル発表会(夢追い人)
●2016.3フリーライブ「パンの耳」(福岡、 Quattro Formaggi)
●2017.6“音楽都市こおりやま”市民音楽祭 郡山マンドリンクラブ部内発表会一般公開(チームほんわか)
●2018.2福岡シンフォニックマンドリンアンサンブル部内発表会(MEFT
●2018.3福岡マンドリンオーケストラ・ホームコンサート(Quattro formaggi)
●2018.11大西功造氏 高知&神戸教室合同発表会(とらきちアンサンブル)
●2019.3まんどりんかふぇvol.3@湘南のマンドリンショップPietraponte 
●2021.3『アコーディオンの交差点 2021』(アコーディオンデュオ「コラソン・ディアマンテス」)
●2024.8ぎゃらりぃ花うさぎ カフェ・スペース アコーディオンソロ&デュオLIVE(コラソン・ディアマンテス)

演奏動画いろいろ

お気楽アイスクリーム/mandolin quartet
こちらはわたしたちの演奏。
Sound-Holeが2017年のコンサートで、礼奏として演奏したものです。
四重奏バージョンを、5名で演奏しております。


お気楽アイスクリーム /mandolin
こちらは、わたしたちSound-Holeが、2006年に演奏したものです。
ダルな感じをめざして弾いていました。


マンドリンアンサンブルOfa 恋音ダイジェスト
北九州の「マンドリンアンサンブルOfa」という団体が、2010年9月4日に
コンサート「恋音(こと)」を北九州芸術劇場小劇場で開催したときの模様。
ダイジェストの中で「お気楽アイスクリーム」が、ちょこっとだけ聴けます。
加賀城浩光さんに依頼をいただき、コントラバス譜を追加しました。
Ofaの「さくらばたけ楽奏団」さんに演奏していただきました。いい感じです!

お気楽アイスクリーム
2015年12月に、福岡で演奏していただきました。
クアトロ・フォルマッジさんによる、かわいい💛演奏です。

ながえわかこ作曲「お気楽アイスクリーム」
こちらは2018年2月、福岡シンフォニックマンドリンアンサンブルの部内演奏会にて。
チーム名は「Mandolin Ensemble Future Teacher」略して「MEFT」ですって。
若者のグループですね。
もともとの四重奏に、コントラバスとギターが加わった演奏です。


お気楽アイスクリーム(ながえわかこ)
こちらは2018年3月、福岡マンドリンオーケストラ・ホームコンサートにて。
以前にも演奏してくださった、クアトロ・フォルマッジさんによる演奏です。
弾きなれているだけあって、わたしたちサウンド・ホールよりうまい~!

お気楽アイスクリーム
なんと!2021年には、アコーディオンで演奏していただきました。
いわつなおこさんがアコーディオン用にアレンジしてくださいました。
親子デュオ「コラソン・ディアマンテス」の演奏です。

楽譜ご希望の方は…

わたしの曲は、少人数編成のものが多いので、気軽に合奏を楽しんでいただけたらうれしいです。
いけこの曲、ほかにもいろいろあります。
→このブログの【作曲】いけこのマンドリン曲リストというページをごらんください。

お問い合わせ・楽譜ご要望の際は、当ブログまでメールをください。
PC版ブログには、ページの右側に「いけこへの連絡フォーム」があります。「メール」欄にメールアドレスをご記入いただければ、後ほどメールを送ります。
ご記入いただいたメールアドレスは、管理人であるわたしのみ見ることができますが、ブログ上では公開されません。
わたしの場合ですが、楽譜代はいただきません(当方公務員で、兼業もしていないため)。
演奏の際の、著作権料の支払いも不要です。
コンサートに限らず、仲間うちでも練習でも、気軽にご試奏いただければ幸いです。

2025/08/04

いけこの曲紹介♪「8月の素肌」

 【過去記事】前のブログに掲載していた記事の、再掲です。

夏です。ほっかいどうも暑いです。
8月なので、わたしの作った8月の曲を紹介しましょう。

「8月の素肌」

2013年作曲

マンドリン1、マンドリン2、マンドラ、マンドセロの四重奏です。


【解説】

くっきりと

背中に残る日焼けの跡が

暗い 闇の中に

ほの白く浮かび上がる。

遊びすぎた

夏の終わりの

けだるさ。

*      *      *

※Fのマンドセロは、ボディをたたきます。

上向きの「×」と下向きの「×」が違う音になるように、

工夫してください。


マンドリン×2、マンドラ、マンドセロの(ギターのない)四重奏という編成で、1月から12月まで月めくりカレンダーのような曲を作ってみよう!と思い立ち、2011年から作り始めました。

このシリーズで、5番目にできた曲です。

わたしの中ではめずらしく、AOR風に作ってみたつもりですが…

そういえばAORってなんだ!?アダルト・オリエンテッド・ロック?

と、調べれば調べるほど、わからなくなっていきました(だって曲によっていろいろちがうもん)。

マンドセロのベースラインで、大人の雰囲気をあらわしてみました。

ところどころ、メロディをスイングさせたりね。


上の動画の演奏は、わたしたちSound-Hole(サウンド・ホール)です。

画像は、小さいころの息子たちが、北の海で遊んでいるところです。

長男がいちばんムッチムチだったときです。次男はポキポキポッキーだし…。

ぜんぜんオトナの雰囲気じゃないですね。


こちらは、マンドリーノ・ジラソーレさんによる、オトナの演奏です。

2017年7月30日、日本マンドリン連盟九州支部「第15回 アンサンブルフェスティバル」より。

このときの演奏を、じつは現地で聴いたのですよ~!うれしかったです。


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いけこの作った曲、ほかにもいろいろあります!

マンドリン四重奏のためのカレンダーシリーズ、ほかにも11曲ありますよ。

【作曲】いけこのマンドリン曲リストを、ごらんください

わたしの場合、楽譜は販売していません。

気軽に取り寄せて、ご試奏いただければ幸いです。

2025/06/05

いけこの曲紹介♪「ひるがえる葉裏に風を見る」

道北にて、ぼちぼちマンドリンの曲を作っています。
たまには、わたしの作った曲を紹介しましょうか。

「ひるがえる葉裏に風を見る」(2022年)

編成
マンドリン1
マンドリン2
マンドラ1
マンドラ2
所要時間 3分半

【解説】
バスに乗って、緑の中をゆく。
車窓も車内も緑色に染めて、バスは走る。
うつらうつらして、目が覚めても
まだ緑の中。
本を読んで、またうつらうつらして、
また目が覚めても、まだ緑の中。
そしてわたしは、ひるがえる葉裏に
風を見るのだ。


2021年に単身赴任してから、バスに乗って長距離移動する機会が増えました。
木々のひるがえる葉裏を見て、ああ風が吹いているのだとわかる、そんな風景を曲にしました。
マンドラ1と2は、バスがちんたらちんたら走っている様子です。
わたしはマンドリンとマンドラを持っているので、それぞれの楽器を2パートずつにして、四重奏の曲を作りました。
マンドラ2のパートは、ベース音が主なので、簡単ですね。マンドセロで弾いてもいいかもしれません(楽器を持っていたらセロパートを作ったと思う)。

これを作った2022年は、外出自粛が緩和されつつありましたが、外出時のマスクは苦しかった…。
職場でマスクをつけていると、午後には頭痛がする日々。
家で楽器を弾いている方が気楽でした。なんせ田舎の一軒家に単身赴任で、弾き放題でしたから。

スマートフォンに4XCAMERAというアプリを入れて、ひとり四重奏を作りました。
最初にメトロノームに合わせて一パートだけ撮り、それを聞きながら各パートを弾きます。
最後に4パートを組み合わせたら、ひとり四重奏のできあがり!


Sound-Holeも参加しているので、よろしければごらんください。

2025/04/17

いけこの曲紹介♪「あなたにあげよう」

【過去記事】前のブログに掲載していた記事の、再掲です。

いけこの作った曲を、随時紹介しています。

今回は、

「あなたにあげよう」

2010年作曲

マンドリン、マンドラ1、マンドラ2の三重奏という、ちょっと変わった編成です。

所要時間は、約4分です。


【解説】

2010年5月の「マンドリン音楽祭」に出場するにあたって

メンバーの担当楽器に合わせて書き下ろした曲です。

あふれる思い、伝えたい気持ちを、

やわらかなメロディと あたたかな和音で

あらわそうと試みました。

だれに、何をあげるかは

ひとそれぞれで よいと思います。


2010年といえば、コンクールに向けて半年くらいかけて、マンドリンオーケストラの曲「冬の足音」を作っていた時期です。

でも、「3人でマンドラ弾いて、音楽祭に出よう!」と決まったときに、「どうせならマンドリンも弾きたいなあ…」と思いたち、3月頃、実質3日、楽譜を整えて1週間で作った曲です。


中間で、マンドラのドローンの上を、マンドリンが自由に跳ねまわります。

最後の音は、親指で弾いて、優しい音をつくります。


2010年の練習時の録音を掘り起こし、フルバージョンの紹介ムービーを作ってみました。

当時のグループ名は「ドラの穴」。

のちに「マンドリンユニットMarsupiale(マルスピアーレ)」という名前になりました。

あなたにあげよう/mandolin trio

画像は、昔よく行ったお店、春の風景、そして小さいころのぼんず(長男)とえぶたん(次男)です。

徐々に、大きくなっています。

最後に、えぶたんがママにさし出しているのは…小石?


あなたにあげよう.sample

こちらは、2011年にupした、サンプル音源。

同じ練習時の録音ですが、こちらは後半フェードアウトしています。


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②当ブログまでコメントをください

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いけこの作った曲、ほかにもいろいろあります!→【作曲】いけこのマンドリン曲リストを、ごらんください

2024/12/30

いけこの曲を弾きます♪第54回マンドリン四重奏演奏会

2024年も、そろそろおわり。

2025年も、マンドリン弾きます!

コンサートのお知らせです♪


一般社団法人日本マンドリン連盟北海道支部主催
第54回マンドリン四重奏演奏会
2025年1月26日(日)12:30開場 13:00開演
かでるアスビックホール
(札幌市中央区北2条西7丁目かでる2・7)
入場料 無料(全席自由)
後援 北海道教育委員会、札幌市、札幌市教育委員会


1グループ10分以内で、いろんな方々の演奏が楽しめる演奏会です。
場所は“かでる2・7”のホール。北大植物園の向かい側です。
わたしは、Sound-Hole(サウンド・ホール)というグループで、4人で出ます。
わたしの作った曲「3月の道標(みちしるべ)」を演奏します。


高校生もグループを組んで複数出るし、また今回は道内各地から参加があるそうなので、楽しみです。
1月26日は、札幌・かでるでお待ちしてます!

2024/07/20

【2020年】念願かなって地元団体で演奏!旭川市民マンドリンアンサンブル第47回定期演奏会

 【過去記事】2020年、引越し前のブログに書いた記事を再掲しました

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左:プログラム表紙 右:チラシ

旭川市民マンドリンアンサンブル 第47回定期演奏会
2020年11月7日(土) 18:00開場 18:30開演
旭川市大雪クリスタルホール音楽堂(旭川市神楽3条7丁目)
入場料 700円

そうなんですよ~。やっと、地元のマンドリン団体で演奏することができました!
入ったいきさつは、こちら↓
実はわたし、この1月から地元のマンドリン団体に入った、新入部員なのですよ。
昨年の定期演奏会を聴いて、わたしもいっしょにひきたいな~と思いました。
演奏会のあと、部員の方に「マンドリンが好きそうだと思って」と、お誘いを受けました。
ええ、もちろん、大好きですとも!(笑いしかない)
ちょうど昨年は「働き方改革」が盛んに言われていたので(言うだけじゃだめなんですけど)、そうだ、「働き方改革」をしよう!毎週水曜日は残業を30分までにしよう!
と、心に決めました(ということは、残業が常態化しているんだな)。

ところが、2月のおわりに緊急事態宣言が出ました。
自分の職場には人が集まることから、わたしはしばらく練習を欠席していました。
そのうち、練習会場が閉鎖になって、練習じたいがお休みになりました。
6月から練習が再開し、7月からやっと、わたしも練習に加わりました。

練習会場では、使ったものを最後に消毒しています。
また、出席者は連絡先を記入し、毎回出欠を記録しています。
マスクをしながら練習するのは、けっこうきついです。
なんだかんだいって、運動しているようなものですからね。
でも、合奏することができて、みんなといっしょに演奏を作っていくことができて、うれしいです。

そうそう、言い忘れていましたが、第1部の1曲目は、わたしの作った曲になりました。
「冬の足音」より、1.ロータリー です。

旭川市民マンドリンアンサンブルも、開催にあたり、これまで様々な課題に直面してきました。
練習会場の閉鎖に始まり、練習会場の消毒、いつもお世話になっている大雪クリスタルホールのコンサートボランティアが今年は頼めない(!)とか、チケット半券裏に連絡先を書いてもらう、感染防止対策についてお客様へのお願いをチラシに載せる、会場の前列席を空ける、消毒用アルコールの用意、検温、「北海道コロナ通知システム」の活用など…。
そして演奏会直前になって、北海道は感染者が急激に増加して、ここ旭川でもクラスターが発生しました。
わたしの職場でも対策を強化して、にわかにバタバタしております。
市外からの賛助で、出演を断念される方も出てきました。
はたして開催できるのか?会場からストップがかかったりして?いや、何か決まるとしたら今日(演奏会当日)だろう…云々、メンバー一同、ハラハラドキドキでした。
とりあえず、開催できてよかったです!
DSC_0360.JPG
土曜日は天気が良くて、暖かかったです。
人込みを避け、旭川駅の南側のベンチで、外ランチしました。
クリスタル橋を歩き、大雪(たいせつ)クリスタルホールへ。
ちょっと早く来すぎたかな?

大雪クリスタルホールの情報誌「CADENZA」を見ると、音楽堂でのコンサートは、10月に4本、11月に4本。少ないですねえ。
それでも、規制が緩和されて、いちおう座席を100%使えるようになったそうです。

リハーサルは、14時から17時まで。3時間も弾いて、けっこう疲れた~。
そのあとは作業したり、お弁当を食べたり着替えたりしてあわただしく、Hさんが弦やピックを売りに楽屋に来てくださったのですが、見るひまがありませんでした。コンサートマスターは、調弦もあるので、なおたいへんだったと思います。
そんな中でも、賛助に来てくださったSさんとツーショットを撮っていただいて、うれしかったです!
以前からFacebook友達なのですが、メッセージで話しているうちに、この定演に一緒に出るということを知ってびっくり!
こういうつながりもあるから、SNSも面白いものですね。

FB_IMG_1604791214383 - コピー.jpg
↑画像は、Kさんからいただきました。ありがとうございます!

第1部の1曲目は、わたしの曲で、「冬の足音」より、“ロータリー”。

2024/05/27

いけこの曲紹介♪「6つのマンドリンのための“Spring”」

少しずつ、わたしの作った曲の紹介をしていきます。

今回は、自己紹介でもタイトルが出ていた、作曲コンクールの受賞曲を紹介します。

※作曲コンクールについては、こちらのページをごらんください→【2019年~2020年】「第26回TIAA全日本作曲家コンクール」入賞!披露演奏会に出ました


「6つのマンドリンのための“Spring”」

ながえわかこ(2019)

1.たんぽぽ色のスカート

2.曇り空に桜

3.新たな道へ進もう

編成:マンドリン1、マンドリン2、マンドリン3、マンドリン4、マンドリン5、マンドリン6

所要時間:14分

【解説】

2019年、一般社団法人東京国際芸術協会主催「第26回TIAA全日本作曲家コンクール」室内楽部門 奨励賞 受賞。

普段はマンドリン、マンドラテノーレ、マンドセロによる、小編成の曲を作っています。

このコンクールの楽器編成の規定にギターやマンドリンはありますが、

マンドラやマンドセロがなかったため、マンドリンの六重奏を作ってみようと思いました。

マンドリンだけの組み合わせで、どんな表現が可能か、試みました。


1.たんぽぽ色のスカート

明るい色のスカートをひるがえし、きゃしゃなハイヒールで、

踊るように街を歩きます。

「A」から、十六分音符二つをスイングにして弾いてください。

2.曇り空に桜

肌寒い、どんよりとした曇り空に、桜が散りゆきます。

ここでは、マンドリン1だけがトレモロで、ほかのパートはすべてピッキングで演奏します。

3.新たな道へ進もう

たくさんの思い出をかかえながら、それらを胸にしまい、その先の道へ、一歩踏み出す。

自分の選んだ道を進むのは、勇気がいるけれど、

光の先には何があるのか、知りたいから。

今、走り出そう。



動画は、Windowsのビデオエディターで作成

限られた機能を活かして作るのも、けっこうおもしろいものです。

演奏動画ではなく、風景ばかりの曲紹介動画です。

知床の風景が多いかな。あとは、常磐公園の桜とか。


マンドリンの音色の特徴を活かしたい

1楽章は、スイングするピッキングではじけるようなうきうきするような気分を表し、そこに乗っかるトレモロでさわやかな風のような情景を表そうと試みました。

2楽章は、減衰するピッキングの余韻の中に、マンドリン1だけトレモロにすることで、儚いけれど芯のある一本の糸のような音色を作ってみました。

3楽章は、6パートをちがうフレーズでモヤモヤ動かしたり、あちらこちらでパートを組み替えてハモらせたりしました。走り出したい気持ちをシンコペーションで表現し、最後は未来へ向かってジャンプします。

6パートをフルに活用したり、足し算・引き算したりして、マンドリンだからこそできる表現を目指しました。


英題にこめた思い

コンクール応募にあたって、題名に英題もつけることになっていました。

3楽章の「道」について、わたしは「way」ではなく「road」という語を使いました。

よく、「道」は「人生」に例えられます。そういう意味で、ふつうは「way」という語をつかうところです。

「road」と訳される「道」で言えば、未踏の地に自分の足跡をつけるだけでなく、先人によってすでに作られている道がたくさんあると思います。日常使っている道路って、たくさんありますよね。

でも、いつも曲がらないこの角を曲がるだけでも、一本となりの道を選ぶだけでも、これまでとはちがう新しい景色や新しい出会いがあったりします。

もしかしたら、歩く「道」を選ぶだけで、人生が変わっているのかもしれないなあ。

そんな思いから、わたしは「road」の方を選びました。

新しい道へ一歩を踏み出す若い人へ、エールを送る気持ちで書きました。


コンクールについては、別ページ【2019年~2020年】「第26回TIAA全日本作曲家コンクール」入賞!披露演奏会に出ました にあります。


楽譜をご希望の方は、↓続きをごらんください

2024/05/23

4人で出ました!マンドリン音楽祭@Kitara大ホール

Sound-Hole、昨年に引き続き今年も出演できました!

令和6年度札幌市民芸術祭「マンドリン音楽祭」
2024年5月19日(日)
12:45開場 13:30開演
札幌コンサートホールKitara(キタラ)大ホール
(札幌市中央区中島公園1-15)
入場無料



左:チラシ画像 右:プログラムの表紙

なんせサッポロは遠いもので、前日朝から大荷物でお出かけですよ。
パンパンのビジネスリュックと、マンドラ。アルフィーのツアーバッグに、しわにならないようにそうっと衣装を入れたら、かさばった!
けっこう暑い日なので、アルフィーの春ツアーTシャツを着ていきました。
「50」Tシャツと3人のギターバッジで、アルフィーに守られておりますよ。
スカッと晴れて、さわやかな5月の旅を楽しみました。
前日に、Sound-Holeのみんなで練習をしました。

コンサート当日も、よいお天気でした~。
例年、札幌市教育文化会館で行われているマンドリン音楽祭ですが、昨年と今年は、コンサートホールKitara(キタラ)の大ホールで行われました。
Kitaraで演奏できるなんて、めったにないことなので、朝から興奮しています。

2024/04/13

いけこの曲紹介♪「4月の裏参道」

 ※引越し前のブログの記事を再掲・編集しています

4月です!
北国にも春が来ました。

このブログで、いけこの作ったマンドリン曲を紹介していきます。
今回は
「4月の裏参道」
2014年作曲
マンドリン1、マンドリン2、マンドラ、マンドロンチェロの四重奏です。
マンドリン四重奏のためのカレンダーシリーズで、5番目にできた曲です。

【解説】
おひさまのぬくもりに春を感じながら、
学生寮から、裏参道へと歩く。
お気に入りの雑貨屋
オープンで親密な喫茶店
隠れ家のようなケーキ屋さん
何度も通ったプール。
春がくるたびに少しずつかわっていく あたらしい生活に
ちょっぴりの不安を感じながら
まだ若かったわたしが、地に足をつけようと
あるいていた あの日のようすを
ボサノバのリズムに のせてみました。


今思えば、大学生のときの“4月”って、学校が始まるまで地に足がつかなかったり、寮に新入生が入ってきたりして、フワフワ、そわそわした日々を送ってきたなあ…。
けっこう最近まで、「履修登録まだしてない!」と、あせる夢を見ていました(夢でよかった)。
就職してからは、自分の生活は自分で作らなきゃ!と、現実的で忙しい日々だったと思います。
今なんか、ぶらぶら歩いてお店をのぞくなんて暇、ありませんわ~。


↑こちらは、作ってから1年後、2015年にマンドリン四重奏演奏会で演奏したときの録音です。