2017年11月に、わたしたちSound-Holeは、旭川と札幌でコンサートを行いました。
こちらは、引越し前のブログに書いた2つの記事を再掲したものです。
おかげさまで終了!Sound-Holeマンドリンコンサートin旭川
サウンド・ホール、結成20周年にして、2回目の単独コンサート!
おかげさまで、無事終了しました~。
Sound-Hole 20年目のマンドリンコンサート【旭川】
2017年11月5日(日)
13時開場 13時30分開演
旭川市 神楽公民館「木楽輪(きらりん)」
(旭川市神楽3条6丁目1番12号)
入場料 無料
前日4日(土)。朝、雪が積もっていました。
この日は、昼から近文市民ふれあいセンターで練習しました。
メンバーが道内に散らばっているものですから、わたし以外の人は、前日から旭川にやってきて宿泊です。
わたしは、トーク原稿を手直ししていったものの、トークの練習はさせてもらえず、ひたすら曲の練習でしたよ。
練習終了後、メンバーみんなで、旭川古楽コンソートの定演を聴きにCoCoDe(ココデ)へ行きました。
サウンド・ホールのチラシをプログラムにはさんでいただいたこともありますが、それがなくても、ふだん聴けないような曲がたくさん聴けるので、興味深いのですよ。ここ数年、毎年行っています。
カベソン息子の曲が、おもしろかったです。
夜はモローズで乾杯!ちょっと夜更かしだったかも。
さてさて、当日11月5日。この日も、朝、雪が積もっていましたよ(昼にはとけちゃうけれど)。
朝からセッティングして、リハーサルです。
ここは、木がふんだんに使われており、天井が高いので、音がよく響くんですよ。無理して弾かなくても、よく聞こえます。
心地よくリハーサルできました。
↑ずら~り!この日の使用楽器です。
これだけ見ると、メンバーが9人いそうな雰囲気ですが、これを弾くのは4人+賛助1人です!
借りて弾いていると、個人練習ができないから…とかなんとか言いつつ、今や楽器は一人2台持ちです。
すでに、道楽の域に入っていますね(笑)。楽器道楽。
楽器道楽はさらに続きます。今回のために、フレームドラム(16インチ)↑を購入しました。
「剣と女王」では、以前はストンプ(足ぶみ)しながらタンバリンをたたいていたのですが、木楽輪(きらりん)では床が響かないし、重要文化財の豊平館でストンプはまずかろうということで、輸入代行を経て買っちゃいました!
ケースがないので、ホルスタインプリントのバッグに入れていたのですが、雨や雪の中で持ち歩くと濡れてしまうので、結局ドラムケースも買いました。楽器より値段の高いケースです…。
昼食後に調弦していると、なんとお花が届きました。
音ねっと旭川さま、ありがとうございます!
本日の衣装です。
昨年のマンドリン音楽祭で着た、フィンレイソンの"タイミ"というプリント生地で作った、ワンピースです。
ほんとうは、新しいワンピースを制作中だったのですが、途中でいろいろ忙しくなり、間に合いませんでした。
そのかわり、袖口をパフスリーブからフレアスリーブに、マイナーチェンジしました。
演奏曲にちなんで(?)、白い花を髪に飾りました。
実は、わたしが一番心配していたのが、集客についてでした。
地元ではまったく知名度がないし、自分たちでコンサートを主催するのも18年ぶり。
ハガキ大のチラシを各所に置かせていただいたところ、あっという間になくなったのですが、チラシを持って行った方が必ず来るとは限りません。手持ちのチラシは配り切ってしまいました。
心配になって、あわててポスターを作ってあちこちに掲示を頼んでみたり、チラシを刷り増しして送ってみたりしました。
↑木楽輪(きらりん)の入口。メンバーが持ってきたイーゼルで、コンサートの表示を設置しました。
ドキドキしながら、いざ開場すると…
一番乗りは、同僚さん。すてきなお花をありがとうー!!
そして、地域の方がたが、次々とご来場くださいました!
道新ミニコミ誌「おらが街」の宣伝も、効果があったようです。
わたしからコンサートのご案内を送った方も、来てくださいました。
久しぶりにお目にかかる方、小さなお子様連れの方も、いらっしゃいました。
永山南中マンドリン部の方も、生徒さんと一緒にご来場くださいました。お花もいただき、ありがとうございます!
わたしがお客様とお話している間に、メンバーが客席用いすを増やしてくれました。
↑演奏中の画像を、「おらが街」道新高橋新聞店さまからいただきました(縮小しています)。ありがとうございます!
プログラムの内容は、札幌が終わってからということにして…
今回はお客様と同じフロアで演奏し、トークもあったので、適度にリラックスして弾くことができました。
音が上にのぼっていくような、とても良い響きのホールで、のびのび演奏できました。
さすがに1時間半近く弾くのはたいへんでしたが、お客様のあたたかな拍手に励まされ、最後まで弾くことができました。
オットに「お前のしゃべり方がうわずっていたぞ」と言われて、あとで録音を聴いたら、やたら早口だったわー。あせってたんですね。反省。
次の札幌でのコンサートは夜なので、もっと落ち着いて、大人の雰囲気でしゃべることにします(できるかな?)。
ご来場くださったみなさま、ありがとうございました!
次は、11月19日(日)19:00~、札幌・豊平館(ほうへいかん)です。
お近くの方、お待ちしております!
追記:「おらが君のブログ」で紹介されました。ありがとうございます。
なんと、いけこの曲もきけます。びっくり!
こちら→音色にうっとり♪マンドリン合奏団Sound-Holeコンサートレポ*11/19(日)は札幌で開催
次は、札幌でのコンサートについてです。
Sound-Holeマンドリンコンサートin札幌 終了いたしました!
サウンド・ホール、20年目にして3回目の単独コンサート、おかげさまで終了いたしました。
Sound-Hole 20年目のマンドリンコンサート【札幌】
2017年11月19日(日)
18時30分開場 19時開演
札幌市 豊平館(ほうへいかん)2階広間
(札幌市中央区中島公園1番20号)
入場料 無料
この日は、急に大雪が降った日でした。汽車が札幌に近づくにつれて猛吹雪になって、ちゃんと集まれるんだろうかと心配しました。
新聞の見出しに「道内 週末は荒天」、また別の記事に「札幌 週末は嵐」とありました。同じ記事かと思ったら…ええ、金曜日~日曜日は「嵐」のコンサートでした。車中も札幌駅も混雑していましたよ~。
メンバー曰く「今日は、みんな集まれたら、それだけでコンサートは成功だわ」。
近くから遠くから、しかもこの天候ですから、みんな集まれたらそれでオッケー!
昼間に貸しスタジオでリハーサルして、17時に会場へ。
会場は、札幌の豊平館。白とウルトラマリンブルーの、きれいな洋館です。国指定重要文化財ですよ。
ところが、正面玄関があいていない!?
なんと最近、裏に付属棟ができたそうで、夜の貸館の際は、こちらから出入りするそうです。おお、渡り廊下でつながっている!
付属棟は自動ドアにエレベーターもあるので、バリアフリーになっております。
本館のすてきな階段も使えたら、もっといいなあ。
会場の2階広間です。椅子出しがけっこうたいへん。
受付は、こんなかんじに設定しました。
この日の衣装です。新作の切り絵みたいな花柄のワンピースを着て、アクセサリーでキラキラさせてみました。
さて、旭川は昼でしたが、札幌は夜にコンサートを行いました。
開場前からすでに、お客様がお見えになっています。
札幌の方は、知り合いやマンドリン仲間の方も多くいらっしゃいました。
電報やお花やお菓子など、たくさんいただきました。ありがとうございます!
午後7時、開演です。
ちょっとかわった演出をしたいなあ…と考え、このコンサートでは、演奏しながら入場しました。
これね、ルネサンスダンスの初めに、演奏者が一人ずつ演奏しながら入ってくるという動画を観て、いちどやってみたかったんです。
曲は、スザートの舞曲集「ダンスリー」より、ロンド「なぜ」。
暗譜しやすい曲を選び、ピッキングで弾きました。
えっこさんのフレームドラムを先頭に、マンドセロ、マンドラ、セカンドマンドリン、ファーストマンドリンとメロディを重ねながら、一人ずつ入場しました。
第1部は「ルネサンス祭り」。
まだマンドリンがうまれていないルネサンスの時代の曲を、現代のマンドリンで弾いてみたら…という趣旨です。というか、これまで演奏してきた曲に、ルネサンスの音楽が多かったということなんです。
曲によって3名編成になるので、その間、弾かないメンバーは横で待機します。
ダウランド「流れよ、わが涙」は、マンドリン、マンドラ、マンドセロで弾いたことがあるのですが、今回はマンドラ2つとマンドセロで演奏しました。
今回は夜なので、わたくし、おちついて話すようにがんばりましたよ!
幾狭さんによる作曲者についての解説も、すばらしいです(わたしはマルスピアーレで聞き慣れているけれど!)。
第1部曲目
○入場 ロンド(スザート)
○白い花/サルタレッロ(ネグリ/ガリレイ)
○流れよ、わが涙(ダウランド)
○イタリア風のパバーヌによる変奏曲(カベソン)
○パバーヌとガリアルド(バード)
「ルネサンス祭り」、レパートリーはまだまだありますが、このくらいにして…。
第2部は、「サウンド・ホール 20年の歩みをさかのぼる」。
わたしたちの活動や、レパートリーの模索ぶりを逆順にたどる内容です。
見出しをフリップで提示し、紙芝居しながら紹介しましたが、豊平館では客席が横広がりで、見づらかったと思います。反省。
「G1ファンファーレ」は、旭川のとき同様、拍手に笑いが混じっていました。
いけこの曲も、2曲演奏しました。
昔のウイスキーのCM曲「剣と女王」では、拍手をたくさんいただきました。ごぞんじの方も、いらっしゃったかもしれませんね。
「ムーア人の復讐」は結成初期に演奏した曲ですが、昨年も演奏しました。
原点からぐるりと回って現在にいたる、という構成です。
第2部曲目
○G1ファンファーレ(関東編)(すぎやまこういち)
○鉄道員(ぽっぽや)(坂本龍一)
○5月の花盛り(いけこ)
○剣と女王(ゴールデンバーグ)
○たちあおい(いけこ)
○「ムーア人の復讐」より(パーセル)
○礼奏 お気楽アイスクリーム(いけこ)
○退場 今こそ別れ(ダウランド)
礼奏は、楽しい曲を…ということで、わたしの曲の中でいちばん“売れている”曲にしました。
ここでやっと、ぴよさんのマンドリンが登場(笑)。
退場は、ダウランドの「Now,o now I need must part(今こそ別れ)」。「蛙のガリアルド」とも呼ばれる曲です。退場にぴったりでしょ?チベタンベルを加えて、すがすがしく退場です。
ルネサンスで始まり、ルネサンスで終わるコンサートでした。
打ち上げは、中島公園近くのビアバー「バジルバジル」で乾杯。
おいしいお店で、当たりでした。asakingさんありがとう!
今回の反省点は、荷物が多くなりすぎたこと!
楽器2台にドラムに譜面台や紙芝居、そして着替え…多すぎるでしょ!
楽器の持ち替えには、慣れたけれどね。
今回いちばんよかったなあと思うのは、えっこさんが参加できたことです。
これまで練習には参加してきましたが、コンサートで演奏するのは、じつに18年ぶり。いっしょにステージで演奏できて、うれしかった!
コンサートでも話しましたが、メンバーそれぞれに、人生の転機がいくつもありました。演奏することから遠ざかる理由なんて、いくらでもあります。
今だって、そうかもしれません。自分も親も年をとるし、家族のライフイベントや、病気、仕事や環境の変化など、その時々で何かしらあります。人が聞いたら笑うかもしれませんが、わたしたちは「あと何年弾けるだろうね」と時々話しているんです。
そんな諸々を背負いながら、各地から集まっては弾き散らしておしゃべりしている、それがわたしたちです。
細々とでも続けられて、こうしてコンサートを実行できて、ほんとうによかったです。いっぱいアイデア出して仕事分担してくれたメンバーに、感謝です。
そして、旭川および札幌の会場に来てくださったみなさま、遠くから近くから各方面で応援してくださったみなさま、ありがとうございました!
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