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2025/09/20

いけこの曲紹介♪「お気楽アイスクリーム」

seesaa版ブログで2018年に紹介した2つの記事を、ひとつにまとめて書き直しました

たまには、わたしの作った曲を紹介しましょう。

今回は、
「お気楽アイスクリーム」
2006年作曲
マンドリン×2、マンドラ、マンドセロ
による四重奏曲です。
所要時間は、約4分です。

2009年、日本マンドリン連盟機関誌「JMUジャーナル」第221号に、スコアが掲載されました。
2010年にコントラバス譜を加筆し、五重奏として、九州の方がたに演奏していただきました。
2012年には、マンドセロ譜をギター譜に替えた「Guitar版」も作り、道内で他団体に演奏していただきました。

【解説】
「ゆるいマーチ風」で
お気楽にアイスクリームをなめていたら、
チョコミントの風が吹く?
でも、最後はとけてしまいました…。

※もともとは、マンドリン×2・マンドラ・マンドセロの四重奏として作った曲です。
2009年11月に、日本マンドリン連盟の「JMUジャーナル」第221号に掲載。
2010年に、コントラバス譜を加筆。
2012年に、マンドセロのパートをギターに代えた楽譜を、作成しました。
四重奏、五重奏、六重奏、いずれでもお楽しみいただけます。

ちっとも、解説になっていませんね。
でも、こんなイメージの曲です。
わたしはいつも、言葉から曲を作っているようです。

実は一番多く演奏されている曲

「お気楽アイスクリーム」は、おかげさまで一番多く楽譜のご要望をいただいている曲です。わたしの作品の中で、いわば「一番売れている」曲です。非売品ですが(笑)
日本マンドリン連盟の「JMUジャーナル」第221号にスコアが掲載されましたが、スコアから自分たちで切り貼りしたり浄書したりしてパート譜を作った方もいらっしゃったそうです。ありがたいことです。

わたしが把握している演奏歴はこちら↓

●2007.2第36回マンドリン四重奏演奏会(Sound-Hole) ←これはわたしたち
●2010.5第2回三木山マンドリン音楽祭(兵庫県三木市、アンサンブル・シルフィーズ)
●2010.9 Ofaマンドリンコンサート「恋音(こと)」(北九州市)
●2012.2第41回マンドリン四重奏演奏会(トロワ・クプルス)
●2013.5クラシック・カフェ2周年コンサート&ティータイム(兵庫県神戸市、アンサンブル・シルフィーズ)
●2015.12マンドリン茶会@もも庵(福岡、Quattro Formaggi
●2016.3札幌マンドリン倶楽部 部内アンサンブル発表会(夢追い人)
●2016.3フリーライブ「パンの耳」(福岡、 Quattro Formaggi)
●2017.6“音楽都市こおりやま”市民音楽祭 郡山マンドリンクラブ部内発表会一般公開(チームほんわか)
●2018.2福岡シンフォニックマンドリンアンサンブル部内発表会(MEFT
●2018.3福岡マンドリンオーケストラ・ホームコンサート(Quattro formaggi)
●2018.11大西功造氏 高知&神戸教室合同発表会(とらきちアンサンブル)
●2019.3まんどりんかふぇvol.3@湘南のマンドリンショップPietraponte 
●2021.3『アコーディオンの交差点 2021』(アコーディオンデュオ「コラソン・ディアマンテス」)
●2024.8ぎゃらりぃ花うさぎ カフェ・スペース アコーディオンソロ&デュオLIVE(コラソン・ディアマンテス)

演奏動画いろいろ

お気楽アイスクリーム/mandolin quartet
こちらはわたしたちの演奏。
Sound-Holeが2017年のコンサートで、礼奏として演奏したものです。
四重奏バージョンを、5名で演奏しております。


お気楽アイスクリーム /mandolin
こちらは、わたしたちSound-Holeが、2006年に演奏したものです。
ダルな感じをめざして弾いていました。


マンドリンアンサンブルOfa 恋音ダイジェスト
北九州の「マンドリンアンサンブルOfa」という団体が、2010年9月4日に
コンサート「恋音(こと)」を北九州芸術劇場小劇場で開催したときの模様。
ダイジェストの中で「お気楽アイスクリーム」が、ちょこっとだけ聴けます。
加賀城浩光さんに依頼をいただき、コントラバス譜を追加しました。
Ofaの「さくらばたけ楽奏団」さんに演奏していただきました。いい感じです!

お気楽アイスクリーム
2015年12月に、福岡で演奏していただきました。
クアトロ・フォルマッジさんによる、かわいい💛演奏です。

ながえわかこ作曲「お気楽アイスクリーム」
こちらは2018年2月、福岡シンフォニックマンドリンアンサンブルの部内演奏会にて。
チーム名は「Mandolin Ensemble Future Teacher」略して「MEFT」ですって。
若者のグループですね。
もともとの四重奏に、コントラバスとギターが加わった演奏です。


お気楽アイスクリーム(ながえわかこ)
こちらは2018年3月、福岡マンドリンオーケストラ・ホームコンサートにて。
以前にも演奏してくださった、クアトロ・フォルマッジさんによる演奏です。
弾きなれているだけあって、わたしたちサウンド・ホールよりうまい~!

お気楽アイスクリーム
なんと!2021年には、アコーディオンで演奏していただきました。
いわつなおこさんがアコーディオン用にアレンジしてくださいました。
親子デュオ「コラソン・ディアマンテス」の演奏です。

楽譜ご希望の方は…

わたしの曲は、少人数編成のものが多いので、気軽に合奏を楽しんでいただけたらうれしいです。
いけこの曲、ほかにもいろいろあります。
→このブログの【作曲】いけこのマンドリン曲リストというページをごらんください。

お問い合わせ・楽譜ご要望の際は、当ブログまでメールをください。
PC版ブログには、ページの右側に「いけこへの連絡フォーム」があります。「メール」欄にメールアドレスをご記入いただければ、後ほどメールを送ります。
ご記入いただいたメールアドレスは、管理人であるわたしのみ見ることができますが、ブログ上では公開されません。
わたしの場合ですが、楽譜代はいただきません(当方公務員で、兼業もしていないため)。
演奏の際の、著作権料の支払いも不要です。
コンサートに限らず、仲間うちでも練習でも、気軽にご試奏いただければ幸いです。

2024/05/27

いけこの曲紹介♪「6つのマンドリンのための“Spring”」

少しずつ、わたしの作った曲の紹介をしていきます。

今回は、自己紹介でもタイトルが出ていた、作曲コンクールの受賞曲を紹介します。

※作曲コンクールについては、こちらのページをごらんください→【2019年~2020年】「第26回TIAA全日本作曲家コンクール」入賞!披露演奏会に出ました


「6つのマンドリンのための“Spring”」

ながえわかこ(2019)

1.たんぽぽ色のスカート

2.曇り空に桜

3.新たな道へ進もう

編成:マンドリン1、マンドリン2、マンドリン3、マンドリン4、マンドリン5、マンドリン6

所要時間:14分

【解説】

2019年、一般社団法人東京国際芸術協会主催「第26回TIAA全日本作曲家コンクール」室内楽部門 奨励賞 受賞。

普段はマンドリン、マンドラテノーレ、マンドセロによる、小編成の曲を作っています。

このコンクールの楽器編成の規定にギターやマンドリンはありますが、

マンドラやマンドセロがなかったため、マンドリンの六重奏を作ってみようと思いました。

マンドリンだけの組み合わせで、どんな表現が可能か、試みました。


1.たんぽぽ色のスカート

明るい色のスカートをひるがえし、きゃしゃなハイヒールで、

踊るように街を歩きます。

「A」から、十六分音符二つをスイングにして弾いてください。

2.曇り空に桜

肌寒い、どんよりとした曇り空に、桜が散りゆきます。

ここでは、マンドリン1だけがトレモロで、ほかのパートはすべてピッキングで演奏します。

3.新たな道へ進もう

たくさんの思い出をかかえながら、それらを胸にしまい、その先の道へ、一歩踏み出す。

自分の選んだ道を進むのは、勇気がいるけれど、

光の先には何があるのか、知りたいから。

今、走り出そう。



動画は、Windowsのビデオエディターで作成

限られた機能を活かして作るのも、けっこうおもしろいものです。

演奏動画ではなく、風景ばかりの曲紹介動画です。

知床の風景が多いかな。あとは、常磐公園の桜とか。


マンドリンの音色の特徴を活かしたい

1楽章は、スイングするピッキングではじけるようなうきうきするような気分を表し、そこに乗っかるトレモロでさわやかな風のような情景を表そうと試みました。

2楽章は、減衰するピッキングの余韻の中に、マンドリン1だけトレモロにすることで、儚いけれど芯のある一本の糸のような音色を作ってみました。

3楽章は、6パートをちがうフレーズでモヤモヤ動かしたり、あちらこちらでパートを組み替えてハモらせたりしました。走り出したい気持ちをシンコペーションで表現し、最後は未来へ向かってジャンプします。

6パートをフルに活用したり、足し算・引き算したりして、マンドリンだからこそできる表現を目指しました。


英題にこめた思い

コンクール応募にあたって、題名に英題もつけることになっていました。

3楽章の「道」について、わたしは「way」ではなく「road」という語を使いました。

よく、「道」は「人生」に例えられます。そういう意味で、ふつうは「way」という語をつかうところです。

「road」と訳される「道」で言えば、未踏の地に自分の足跡をつけるだけでなく、先人によってすでに作られている道がたくさんあると思います。日常使っている道路って、たくさんありますよね。

でも、いつも曲がらないこの角を曲がるだけでも、一本となりの道を選ぶだけでも、これまでとはちがう新しい景色や新しい出会いがあったりします。

もしかしたら、歩く「道」を選ぶだけで、人生が変わっているのかもしれないなあ。

そんな思いから、わたしは「road」の方を選びました。

新しい道へ一歩を踏み出す若い人へ、エールを送る気持ちで書きました。


コンクールについては、別ページ【2019年~2020年】「第26回TIAA全日本作曲家コンクール」入賞!披露演奏会に出ました にあります。


楽譜をご希望の方は、↓続きをごらんください

2024/04/11

自作のマンドリン曲が掲載されるチャンス♪「JMUジャーナル」

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「一般社団法人日本マンドリン連盟」を知っていますか?

わたしは、北海道支部の個人会員です。

一般社団法人日本マンドリン連盟に入っていると、2か月に一度「JMUジャーナル」という機関誌が送られてきます。

各地のマンドリン情報、出版・CD情報や、評論、マンドリンの歴史、海外の動向などが掲載されています。

所属団体が連盟の会員(団体会員)だと、「JMUジャーナル」は代表者に送られて、みんなで回し読みするでしょうから、ちゃんと読む機会がないかもしれませんね。わたしは個人会員なので、自分に一冊送られてきて、じっくり読めます。

実は、この「JMUジャーナル」に楽譜を投稿することができるのを、ご存知でしょうか?

昔は4ページ以内だったのですが、今は8ページまで投稿できるんですよ。

2017年3月に機関誌編集規定が一部改訂されて、一般社団法人 日本マンドリン連盟の機関誌「JMUジャーナル」に、自作曲の楽譜を投稿できるようになりました。

マンドリンのオリジナル曲を作曲している人にとっては、楽譜を掲載してもらえる絶好の機会です!

投稿できる条件は、一般社団法人日本マンドリン連盟の会員であること。