【過去記事】引越し前のブログに書いた記事を再掲しました。まだコロナが流行っている2022年の投稿です。
やった~あ!無事、開催できました。
北海道教育大学札幌校マンドリンクラブOB・OG会
第13回定期演奏会
2022年8月27日(土)開場13:00 開演13:30
かでるホール(札幌市中央区北2条西7丁目 かでる2・7)
入場料 1,000円(小・中学生 無料)
コロナの影響で練習会場が閉鎖あるいは使用不可になったりして、たびたび練習が中止になりました。
2年に一度の定期演奏会は、昨年8月に行うはずでしたが、やむなく1年延期となり、やっと今年、開催することができました。
月1回の練習を2回に増やして、合奏練習をがんばってきました。
練習会に集まれるようになったのは良かったのですが、個人的には、転居により札幌から遠くなってしまったので、通うのは大変でした。
出るのをあきらめようかと思ったこともしばしば…。
でも、やめないでよかった。
さて、金曜日には、かでるで前日リハーサルがありました。
リハは夕方からですが、汽車でもバスでも、朝から出ないと間に合いません。
荷物が多いので、汽車にしました(荷棚が広いのがメリット)。
昼に札幌に着いたので、父のところへ寄りました。
タカミーの不定期連載小説が載っている「オール讀物」を差し入れに。
今、世間では感染者が増大しているので、外出できるのかヒヤヒヤしましたが、なんとか前日に外出許可がおりて、一安心。

当日の朝、かでる2・7に向かう道で、もうなんだかウルウルして泣きそうでした。
やっと、演奏会ができる!
やっとこの日を迎えることができた…って。
OBのみなさんもすでにロビーに集っておしゃべりしていて、なんだかウキウキした雰囲気です。
ロビーの掲示板を見て、いよいよ今日だ!と気が引き締まります。
北海道教育大学札幌校マンドリンクラブOB・OG会
第13回定期演奏会
2022年8月27日(土)開場13:00 開演13:30
かでるホール(札幌市中央区北2条西7丁目 かでる2・7)
入場料 1,000円(小・中学生 無料)
コロナの影響で練習会場が閉鎖あるいは使用不可になったりして、たびたび練習が中止になりました。
2年に一度の定期演奏会は、昨年8月に行うはずでしたが、やむなく1年延期となり、やっと今年、開催することができました。
月1回の練習を2回に増やして、合奏練習をがんばってきました。
練習会に集まれるようになったのは良かったのですが、個人的には、転居により札幌から遠くなってしまったので、通うのは大変でした。
出るのをあきらめようかと思ったこともしばしば…。
でも、やめないでよかった。
さて、金曜日には、かでるで前日リハーサルがありました。
リハは夕方からですが、汽車でもバスでも、朝から出ないと間に合いません。
荷物が多いので、汽車にしました(荷棚が広いのがメリット)。
昼に札幌に着いたので、父のところへ寄りました。
タカミーの不定期連載小説が載っている「オール讀物」を差し入れに。
今、世間では感染者が増大しているので、外出できるのかヒヤヒヤしましたが、なんとか前日に外出許可がおりて、一安心。
当日の朝、かでる2・7に向かう道で、もうなんだかウルウルして泣きそうでした。
やっと、演奏会ができる!
やっとこの日を迎えることができた…って。
OBのみなさんもすでにロビーに集っておしゃべりしていて、なんだかウキウキした雰囲気です。
ロビーの掲示板を見て、いよいよ今日だ!と気が引き締まります。
リハーサルを終えて、ステージ上からの眺めです。
客席の方を見ると…おおおお、ソーシャルディスタンスの表示がいっぱい!
ここの会場では、距離を取って座ってもらうよう、半数の座席にこの表示が貼り付けてあります。
でも半数以上お客さんが入った場合は、表示を取り外して座らせるのだそうです。
それぞれの楽屋の表示。か、かわいい折り紙…!
Kさんの作だと聞いております。
(レクリエーション室にはカブトムシが貼ってあったはずですが、撮るのを忘れました)
受付では、検温したり、お客様に連絡先を書いていただいたりします。
準備万端整って、さて開場…!
ロビーには、車いすの父と施設の職員さんの姿が。
来られてよかった!
わたしがチケットをあげてから、父は耳鼻科を受診したりボロボロの靴を買い替えたりしたそうです。
めったにない外出ですから、やっぱり楽しみなんですよね。
大先輩Hさん、後輩Uくんなど、OBのお客さまもありがとうございます!
いよいよ開演です。
今回はステージには現れませんが、アナウンスのSさんのお話が、これまたいいんですよ!
創部のころのことや、わたしたちの演奏会への意気込み、現在のOB会がリズムに苦労している話など、様子が目に浮かぶような語り口です。
演奏者とお客様の距離をぐっと縮める、あたたかなアナウンスです。
【第1部】
・祈り(サルベッティ)
・幸福の星(フレンド)
・初秋の唄(桑原康雄)
「祈り」でそっと、かつゆったりと幕を開けるコンサートって、珍しいと思います。
Y先生の指揮は魔法使いのようと、誰かが言っていたっけ。ほんとうにそのとおりです。
「初秋の唄」では、席を交代してわたしがコンマス席に。
今までわたしは、ソロでカデンツァを弾いたことがほとんどなかったので、自信がありませんでした。
この曲のソロ、長くて難しいんですよね。譜読みも音取りも時間がかかりました。
小心者なので、練習のたびに心臓が飛び出そうになるし…。
練習もたびたび中止になり、モチベーションが下がって、「自分じゃなくてもいいのではないか」「この一曲のためにBFKから通う意味があるんだろうか」なんて思っていました。
降りるつもりでY先生に相談したところ、
「ぼくはNさんのソロが聞きたいんだよ」
とおっしゃったので、もうちょっとがんばってみよう!と思いました。
他の団体の演奏のようにサラッと流麗には弾けないけれど、自分でイメージを考えて演奏を作っていこう。
そういえば、初秋というわりに、この曲はずいぶん激しいんですよね。
紅葉でもないし晩秋でもないし。
OGさんから「台風なんじゃない?」というご意見をもらって、ああ~!と納得しました。
亡くなった母が「北海道の自然は、荒々しいからあまり好きじゃない」と言っていたのを思い出し、荒々しい北海道の秋にしてみようと思いました。
リハーサルのときもあまり良い出来ではなかったのですが、本番のステージは、ちょっと違いました。
マスクを外していたからでしょうか、それともステージ上が明るかったから?
ぱあっと視界が広がり、自分の後ろの人以外、みんなの顔が見えたのです。
それぞれのパートが重なり合って織りなす、初秋の情景。
このとき、みんなで一つの音楽を作っていることがこんなにも幸せなことなのかと、心の底から思いました。
すると、心がすっと落ち着いて、ソロを弾くことができました。
第1部が終わったときは、自分の中の山をひとつ越えて、景色が広がったように感じました。
↓YouTubeで、このときの「初秋の唄」を聴くことができます。12分ほどお時間ある方は、ぜひごらんください。
【第2部】
・ビートルズ・メドレー2(レノン&マッカートニー)
・シバの女王(ミシェル・ローラン)
・君の瞳に恋してる(クルー&ゴーディオ)
・糸(中島みゆき)
・ラデツキー行進曲(ヨハン・シュトラウスⅠ世)
ここから先は楽しむぞ!
ステージ上のみなさんも、ノッてきた感じです。
ビートルズ・メドレーは、指揮者Mさんのアレンジです。
「君の瞳に恋してる」、わたし好きなんですよねえ。
フランキー・ヴァリもかっこいいですが、今回弾いたのは、わたしが子どものときにはやったボーイズ・タウン・ギャングのバージョンに忠実なアレンジです。
ラデツキーで客席に手拍子をあおるMさんに、ニヤニヤが止まりませんでした。
【第3部】
・マンドリンの群れ(ブラッコ)
・黄昏語るとき(ベルッティ)
・ギリシャ風主題による狂詩曲「エレニカ」(ラウダス)
祝祭的な盛り上がりを見せる「マンドリンの群れ」。
このコンサートができてよかった!と感じながら弾きました。
ベルッティの曲って、良いですね~。「黄昏語るとき」を、初めて弾きました。
さいごは「エレニカ」。
(学生の時、なんとマンドセロで弾いたことがあります。パートメンバーがいなかったので、ワタクシ、一年間修行しました。)
1stマンドリンを初めて弾きましたが、なんともまあ、呪術的?はたまたトランス状態!?という感じで盛り上がっていきました。
ぴよさんのソロが、パワフルです!
賛助の方のパーカッションが、またいいんですよねえ。合奏がシャキッとします。
アンコールに「リベルタンゴ」、そして「郷愁」で手拍子をいただきながら終演しました。
残念ながらいつもの「同窓会」(打ち上げ)はなかったけれど、この日も泊まりなので、夢和に行って飲みました。
いろいろ語って、次回への希望も見えてきました。
そうそう、あとで父に聞いたら、今回演奏しなかったギターのYさんも、客席にいらっしゃったとのこと。
第1部の指揮者Yさんの同期で、父の高校の同級生なんですよ。
父がホールに入っていったらすぐそこにいたから、席は2つ空いていたけれど(ディスタンスのため)、並んで聴いたんですって。
会えてよかった~。
父の外出計画のもう一つの目的を、達成しました!
今回感じたのは、マスクはいらない。
マスクして演奏すると、息が苦しいし、視界が狭くなるし、自分と外界の間に1枚皮がある感じでうまく演奏できないんですよ。
今回、ステージ上の演奏者だけマスクを外したので、自分としてはよかったです。練習のときは、ほんと苦しかった~。
客席も、あれだけディスタンスをとっていたら、マスクはいらないんじゃないですか?
あと、自分も仲間も歳を重ねて、環境や状況が変化してきていると感じました。
自分たちの世代は大なり小なり介護問題がかかってきて、演奏に参加したり演奏会を聴いたりすることが難しい人も多いです(うちはプロの方のお世話になっているので、自分の生活は安定しているけれど)。
でも、わたしよりちょっと年上の方は、そろそろ合奏に参加できるかも!?いっしょに弾きませんか~?(と、呼びかけてみた)
父の世代は、体力的に自由に外出するのが難しい人も多くなってきたこと。
でも「わたしが出るから来てよね!」と宣伝することで、コンサートが外出のきっかけになり、
「ちゃんと話して、介助してくれる人を頼もう」
「服や靴など、身支度を整えよう」
「外出できるように健康に過ごそう」
「悪いところは今のうちに医者に診てもらって、治しておこう」
と、生活にハリが出るんですね。
コンサートは、音楽そのものを楽しむだけでなく、おでかけの楽しみもあるってことですね。
そういう点でも、わたしたちがしている音楽活動は、意義があるのだなと思いました。
あ、そうそう、自分の今年の目標「脱・弾きこもり」も、達成できました。
ご来場くださった皆様、励ましの言葉をくださった方々、コンサートをお手伝いくださった方々、
そしていっしょに合奏できたOGの皆さんに、感謝します!!
またいっしょに弾きましょう!
2年後も、わたしたちの演奏を聴いてください!!
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