2026/03/16

アコーディオンとマンドリンで出た!「ウインターコンサート」

 今年2つめの演奏会報告です。 

 
プログラムと整理券

令和7年度 大雪クリスタルホール自主文化事業
ウインターコンサート
2026年3月8日(日)
13:30開場、14:00開演
旭川市大雪クリスタルホール音楽堂
(北海道旭川市神楽3条7丁目1−45 )

出会いは13年前

このウインターコンサートは旭川市大雪クリスタルホールの自主文化事業で、毎年出演者を募集して、1月~3月あたりに行われます。

わたしは、マンドリンユニットMarsupiale(マルスピアーレ)として出たことがあります。

初めてウインターコンサートに出たのは2013年。当日は猛吹雪で、お客様、よくぞここまで残ってくださった!というくらいの人数でした。帰る頃には、恐怖!誰もいないのに自動ドアが開いたり閉まったり...(ドアセンサーが吹雪を感知した)というエピソードは、今でも語り草になっています。 

そのウインターコンサートで、アコーディオンのグループで出ていたあけみさんに出会いました。

その後の演奏会で、マルスピアーレと一緒に一曲弾いたこともありましたが、デュオを組むのは今回が初めてです。

去年の春、転居して旭川にちょっと近づいたわたしに声をかけてくれたのが、アコーディオンのあけみさんでした。 

これまでは、マンドリンオーケストラやマンドリン属の楽器としか一緒に弾いてこなかったので、ちがう楽器と組んでみたいということは昔から思っていました。それこそ、20代の時からです。

でも若いころは、演奏技術も低すぎて弾ける曲がないというか、どうやって他の楽器と合わせたらよいかも見当がつかなくて、できなかったことでした。

そう、わたしがいつも考えている、「今だからできること、今しかできないことが、きっとあるはず」の、「今だからできること」は これだ!と思いました。


まずは、何を弾こうか?

「コンドルは飛んでいく」「愛の讃歌」、そして「ティティナ」を曲だししました。

※100年前の大ヒット曲「ティティナ」については、こちらの記事をごらんください。

アコーディオン用の編曲をするために、アコーディオンの左手のボタンは、どうなっているのか調べました。ベース音やコードが出せるんだ。へえ~なるほど。右手も左手も弾いて、しかも蛇腹も動かすんだ。忙しいな! 

いったん楽譜を作りましたが、練習で弾いてみて、パートを入れ換えたり音符を省略したりしながら、弾きやすいように変えていきました。

「ティティナ」がチャップリンの映画「モダン・タイムス」で使われたことから、 チャップリンをリスペクトして、パントマイムをしながら入場しよう!ということになりました。チャップリン歩きを研究するあけみさんです。

わたしは効果音をつけるために、マンドリンを弾きながら入場します。立って弾けるように、イケガクのオンラインショップでマンドリン専用ストラップ「らくスト」を買いました。これは便利だわ~。

チャップリンの映画の曲「スマイル」を間にはさんだりするのもいいかも!調べるの、楽しいなあ。

ひさびさのウインターコンサート 

大雪クリスタルホールの前で

当日は昼頃に雪が降って いたものの、まずまずのお天気で、無事開催されました。


当日の衣装はこちら。

2020年に作った、赤系花柄ワンピース。着物風合わせのカシュクールです。

ザ・ワンピース 篠原ともえのソーイングBOOK」(2015年)の型紙で作りました。中にはいているパニエも手作りですよ。

ほんとうはね、2020年にマンドリンユニット「マルスピアーレ」でウインターコンサートに出ることになっていて、そのために作ったんですよ。でもコロナで中止となり、その後は旭川を離れてしまったので、着る機会がなかったのです。

こんな派手な花柄、さすがにサウンド・ホールでは着ませんからねえ。あけみさんがツヤのある赤いスカートをはくというので、わたしも何か赤い服を着よう!と思って、このワンピースにしました。

アクセサリーは、キラキラしたガラスビジューのネックレスにイヤリング 。靴はベージュ色のバックストラップパンプスです。

(前日に赤いストッキングを買っていましたが、この衣装に合わせるとチャラン・ポ・ランタンっぽくなったので、また別の機会にはくことにしました)

へアアレンジは最近のお気に入り、アシンメトリーしばり。右側で2段にしばっています。そして、大きな赤い花をつけてみました。こういう機会でないと、つけることないでしょ!

楽屋でいろんな奏者と出会う

楽屋では、ピアノ奏者の方がプロの方にヘアメイクをしてもらって、スリムなドレスに身を包んでいます。この方、実ははるか昔に富良野でお世話になった方でした!

煙突のような大きなリコーダーを持ってきた(!)リコーダーグループの方。ええー、背よりも高い楽器ってすごいな。

楽屋が相部屋だから音出し練習はOKかNGか!?と迷ったけれど、管楽器の方は音出し必要ですよね~。やっぱりそうですよねー(わたしたちも多少音出していいよね?)。

ノーズフルート(というのがあるんですね!)を演奏するご夫婦の方は、「もう年寄りなので、好きなことをしようと思って」とおっしゃっていましたが、仲睦まじいお二人!ご夫婦で演奏できて、いいな~。

やっぱり、いくつになっても好きなことをしたい!そう思いました。

汗だくのステージ

さて、わたしたち「あけみとわかこ」の出番は、第2部の1番目。

チョビ髭をつけた、チャップリン歩きのあけみさんといっしょに、マンドリンで「ティティナ」を弾きながら入場します。

壁にぶつかって嘆きますが、ドアをこじあけると、そこにはアコーディオンがありました…というパントマイムをしました。効果音の他に「スマイル」や「ミステリオソ」の一節も入れたりして、チャップリンに寄り添う演奏を目指しました。

「ティティナ」の演奏は、走ってちょっと危うかった(汗)。わたしがペラペラと曲の解説をしている間に、チャップリンは情熱的な赤いスカートに着替えてきました。

「コンドルは飛んで行く」は、悠々と空をとぶ鳥のように弾けました(ホッ)。クリスタルホールの天井近くに、コンドルが飛ぶのが見えた…ような気がしました。

そして、「愛の讃歌」。わたしがマンドリンを弾いている間、あけみさんが情熱的な語りを入れています。語りと音楽のタイミングが合っていたかも!わたしはマンドリンを弾くのに必死で、どんな言葉を語っているか意外と聞こえていないのですが。あとでビデオを借りて見るのが楽しみです。

クリスタルホールの照明がLEDになったとのことでしたが、弾いていると暑い暑い~。頭から汗がダラダラ流れ、目に入り(ヘアスプレーをかけていたので刺激的)、涙のように流れます。ふとアコーディオンを弾くあけみさんを見ると、汗がビシャーと飛び散った!なんだ、ふたりとも汗だくなのね。

演奏後、汗だくの二人。弾ききった!

シャンソンをおもいっきりルバートに弾くアコーディオン。メロディーに寄り添って弾くマンドリン。こういうのも、「今だからできること」だよなあと思いました。
そもそも、若いころはシャンソンを弾くのは気恥ずかしく、ガラじゃないと思っていましたから。オトナだからできること、オトナしかできないことって、きっとあるはず。
そして、10年たったらふたりとも年を取って、体力的にも難しくなるかもしれない。だから、「今しかできないこと」をやろうと思うのです。

 終演後、客席にいたサウンド・ホールのメンバー(来場ありがとうございます)に会いに行くと、近くの席のお客様から「楽しかった!」と声をかけていただきました。他にも、二組のお客様が声をかけてくださり、嬉しいやら照れくさいやら。ありがとうございます、励みになります!
直接お会いできなかったけれど、KさんやT先生が来てくださったそうです。
聴きに来てくださった皆様、ありがとうございました。
またどこかでお会いしましょう!

2026/02/12

旭川でアコーディオンとコラボ♪ウインターコンサート

2026年は、4つのコンサートに出ます。第2弾は3月。

旭川でマンドリンを演奏します!


令和7年度 大雪クリスタルホール自主文化事業
ウインターコンサート
2026年3月8日(日)
13:30開場、14:00開演
旭川市大雪クリスタルホール音楽堂
(北海道旭川市神楽3条7丁目1−45 )

入場無料(全席自由席)ですが、整理券が必要です。
【整理券の配布場所】※絶賛配布中
 ♪ 旭川市大雪クリスタルホール(神楽3条7丁目)
 ♪ 旭川市民文化会館(7条通9丁目)


大雪クリスタルホールが公募する、この「ウインターコンサート」には、以前マンドリンユニットMarsupiale(マルスピアーレ)として出演したことがあるのですが、今回はなんと、アコーディオンとデュオを組んで出ます!

あけみとわかこ【アコーディオン&マンドリン】
  ティティナ(Leo Daniderff 作曲)ほか
を、演奏します。
わたしたちの出番は、第2部の最初、15:30ごろです。
整理券をゲットして、ぜひ見に来てくださいませ!

2026/02/11

家に帰るまでが演奏会だ!!第55回マンドリン四重奏演奏会

 演奏会に出たという報告ですが...まあ、その前後がたいへんでした!という長い話です。

Sound-Hole、今回は3人で、この演奏会に出ました↓

プログラムの表紙

一般社団法人日本マンドリン連盟北海道支部 主催

第55回マンドリン四重奏演奏会
2026年1月24日(土) 13:30開演
ちえりあホール(札幌市西区宮の沢1条1丁目1-10)
入場無料


厳寒のホームで1時間待ち

【金曜日】
例年は日曜日に「かでるホール」で開催するのですが、かでるホール改修工事のため、今年はちえりあホールで、しかも土曜日開催なんですよ。
わたしは金曜の夕方17時50分に出発して、前泊することにしました。
ところが、旭川駅で19時の特急に乗り換えようと待っていても、汽車が来るようすがありません。
わたしは指定席をとっていなかったので、とにかく車内で座りたいと思って、ホームの乗り場に並びました。
しばらくして、
・列車の到着が大幅に遅れている
・次の20時発は運休
・19時発の列車は、20時ごろ発車予定
というアナウンスが流れました。
うわー、結局1時間も立って待つのか~!ホームは外と同じなので、冷え込んでいます。
でも、今この列から離脱したら、車内ではぜったい座れません。
ただでさえ楽器2台(マンドリンとマンドラ)を抱え、大きなビジネスリュックにショルダーバッグ、大きなトートバッグ(演奏会の掲示物と衣装)という大荷物なのに、この後さらに車内で1時間半も立っていられない...そう考え、このまま並んで待つことにしました。
幸いなことに貼るカイロを持っていたので、腰に貼りました(持っていたわたしエライ)。また、夜食か朝食にしようと持っていたおいしいパンがあったので、ホームでもりもり食べました(職場に売りに来てくれるパンやさん、ありがとう)。
外国人観光客と、日本語で励まし合いながら待ちました。
やっと来た列車に座ることができたものの、「大雪の影響で車内は激しく混み合っており(by車掌さん)」、とてもトイレに行けません。しかも列車は線路点検のため深川で止まり、運転再開の見込みは不明とのこと。
飲み物をチビチビなめるように飲みつつ、おやつのチョコチップマフィンも食べちゃいました。
結局、札幌に着いたのは22時40分ごろ。2時間以上遅れたので、特急料金を払い戻してくれるとアナウンスされましたが、窓口で長蛇の列に並ぶより、もう宿に行って寝たい…。
寒い思いをして喉の調子が少し悪くなったので、ヴィックスのメディカルトローチをなめ、白湯を飲んで寝ましたよ。

演奏会は大成功

【土曜日】
24日(土)は、マンドリン四重奏演奏会でした。
ジムキョクチョーになって初めての四重奏演奏会、そのあとの総会の準備もあって、ドキドキです。
会場のちえりあホールは、地下鉄宮の沢駅からちょっと歩くものの、外にに出ずに行けるのでうれしいですね。
例年使っているかでるホールとは楽屋の様子や広さが違うので、計画や準備に手間がかかりました。
来年は、きっともっとスムーズにできるでしょうね。

われわれSound-Holeは、出番もステージリハーサルもトップバッターです。会場についたら調弦して、すぐリハーサル。うーん、朝から手が動かないよ~。
札幌月寒高校からは、4組も出ていますよ。みんな1・2年生でしょ?すごいね。
今回は、大学生の「Luminote」や若いグループ「SKY-Hi Mandolin Trio」が出ていて、新鮮ですね。こういう方々がジャンジャン出てほしいです。
ふと、Sound-Holeが出始めた頃を思い出しました。自分たちでは単独のコンサートを持つのが難しいので、10分だけ弾けばよい、この演奏会に出るようになったんですよね。しかも、少ないメンバーに合うマンドリン楽譜なんてめったにないから(あっても技術的に弾けないから)、編曲したり作曲したりするようになったんです。それ以来、わたしたちは万年チャレンジャーです。
今の若い人たちにとっても、気軽に、気楽に、ちょこっとチャレンジできる機会として四重奏演奏会を利用してもらえたらいいなと思っています。


 

今回の衣装は、忙しくて手作りできませんでした。
こちらは、名古屋の「ワンピースクローゼット」さんのサイトから購入しました。
身頃と袖はベロア、スカート部分はジャカード織りです。黒地に金糸の刺繍に一目ぼれ!
これを着ていったら、メンバーから「高見沢さん」と言われました。わたしもそう思った!!
タカミー立ちで写真に写るワタシ…。
ヘアアレンジは、右耳後ろでしばって、襟足をピンで留めています。最近ずっとこれですね。
服に合わせて金色のレース風イヤリングを持ってきていたのですが、忙しくてつけるのを忘れた!

Sound-Holeは、今回3人で出場しました。
演奏したのは
◯Mr. Dowland's Midnight(ダウランド作曲、宍戸秀明編曲) 
◯ナポリの夜(ザメクニック作曲、K.Yoshida編曲)
◯夏宵を待って(いけこ作曲)
の3曲でした。
偶然ですが、どれも夜の曲ですね。

【Mr. Dowland's Midnight】

「ダウランド氏の真夜中」はリュート譜をもとにした、宍戸秀明さんの編曲です。イケガクでダウンロード楽譜が買えます
わたしたち、前に宍戸さん編曲の「ラクリメ」や「The Frog Galliard」を演奏したことがあるんですよ。まるでわたしたちのために編曲したよう…と嬉しくなって、思いきって宍戸さんにメッセージしました。メールで「ダウランド氏の真夜中を弾きたい」と言ったら、なんと3パート編成で作ってくださいました。これは買うしかないでしょ!
ただ、楽譜どおりに弾くと1分もない曲です。リュートの演奏を聴くといろいろ工夫して変奏しているようなので、わたしたちも変奏してみようということで、メロディのパートをマンドリン→マンドロンチェロ→マンドラと入れ替えて弾いてみました。マンドロンチェロが華麗に変奏しました!
この曲のためだけに、わたしはマンドラとマンドリン2台持ちになりました。

【ナポリの夜】

わたしが古書店で手に入れた、100年前に出版されたヴァイオリン・マンドリン楽譜を演奏しました。→【2021年】大正15年のマンドリン楽譜♪ザメクニックさんの「ナポリの夜」
大正~昭和初期のマンドリン楽譜を弾くのがマイブーム!3人で弾くので、原曲のピアノ譜をもとにマンドロンチェロ譜を作りました。
この曲の中でちょくちょくフェルマータがかかるんですが、えっこさんがメロディの時のフェルマータでは「アンサンブルしてるわ~♪」って感じで、気持ちよかったです。

【夏宵を待って】

2023年に作った、わたしの曲です。
作った当初は、マンドリンとマンドラ、パーカッションが2つという謎の編成でしたが、これを3パートに作り変えました。マンドリン、マンドラ、マンドロンチェロ版を作ってから、さらにマンドリン×2、マンドロンチェロの3パート版を作りました。
夕暮れの空、浴衣、線香花火のイメージで、ちょっとセンチメンタルな曲です。

「ナポリの夜」を弾いている時、ふと気づくと足がガクガク!
原因は、足台をマンドラを弾くときの高さのままにしていて、低かったからです。
ちょっと低かったけれど、グッと足をふんばって弾きました。
本番の演奏は3人の息が合って、けっこうよかったと思います。
2曲目、3曲目と、徐々に周りが見えるようになってきました。


演奏後、楽屋にて「3人で写真撮ろう~!」とキャピっておりました。
楽器を持って「真ん中へ、どうぞどうぞ」と、代わる代わるセンターになって撮ったりして。
あとでその写真を見て「マンドセロがなんか小さい…遠近法か?」と思いましたが、よーく見たらメンバーがセロではなくわたしのドラを持っていたのでした。チャンチャン!

弾いたあとはあわてて片付けて、こんどはアナウンスの出番です。
今回わたしは、第1部の後半からウグイス嬢を務めることになりました。
アナウンスボックスに入って、出番の方々に無音の拍手を送りながら、原稿を読み上げました。
ちえりあホールは、舞台袖で聞いていても響きが良くて、どのチームの演奏も素敵です。
おっと、うっかり順番を間違えないように気をつけないと。ここまで読んだ、と印をつけながら…自分の演奏より緊張したよ!!
今回はアナウンス原稿も作ったので、最後に来年のマンドリン四重奏演奏会は、令和9年1月23日(土)、ちえりあホールという文言を加えました。もう会場が取れているので、このくらい宣伝してもいいでしょ。

楽屋のほうに、ワタシに会いたいというお客様がいらっしゃったそうですが、忙しくて会えませんでした。
お名前を伺うと、当てはまるのは大学の恩師のようでした。
後日、ご丁寧にお手紙をいただきました。やはり先生がいらっしゃっていたのですね。うわ~嬉しい!!
わたしの曲を褒めていただき、ありがとうございます!
「チルコロ(北海道大学)は出ないんですかね」と書いてありましたが、今年は出ていましたよ~Luminote(ルミノート)さんが。
やはりご自身の出身大学が出ていると、嬉しいでしょうね。あとで教えてあげようっと。

終演後は、片付けもそこそこに、連盟の総会の準備でした。
演奏会は、去年よりも多くのお客様がいらっしゃって、用意したプログラムと予備のプログラム(白い紙)がなくなるくらいでした。ありがたいことです。
宮の沢は地下鉄の終点駅なので、遠いかなと思っていましたが、降りたあと雪道を歩かなくても住むので、来場しやすかったのでしょうね。寒い日でしたが天気はおだやかで、無事演奏会ができてよかったです。
Sound-Holeのメンバーは、イタリアンのレストランで乾杯~♪

大雪で帰れません

ここから先は、ただの帰宅難民の記録です。
【日曜日】

2025/12/29

6回目♪旭川市民マンドリンアンサンブル定期演奏会に出ました

今年も旭川でマンドリンを弾いたよ!

旭川市民マンドリンアンサンブル第52回定期演奏会

2025年11月8日(土)18:00開場・18:30開演

旭川市大雪クリスタルホール音楽堂(旭川市神楽3条7丁目)

入場料 700円

【チケット取り扱い】
・大雪クリスタルホール売店 ・ジュンク堂書店旭川店
・コーチャンフォー旭川店ミュージックコーナー
・玉光堂イオンモール旭川駅前店 ・なかよし保育園(松田さん)

ちょうどコロナ期の2020年に入部して、定期演奏会に参加するのは今回で6回目です。

メンバーが選んだ名曲を、各種とりそろえてお送りします!

定期演奏会終わりました!

プログラム表紙

旭川市大雪クリスタルホールの表玄関
音楽堂の吊り照明
音楽堂は、シューボックス型のホールです。
とにかく響きがいいんですよ。


ヘアアレンジは、ハーフアップ右結び。襟足はピンで右に寄せました。

第1部    

・Winter Wonderland  F.バーナード/武藤理恵編

・You Raise Me Up  R.ラブランド/武藤理恵編

・Day Dream Believer J.スチュワート/青山涼編

・「杜の鼓動」より“魂の還る場所”  丸本大悟

第2部(旭川メンバーによる演奏)

・Memories(マンドリンとギターの二重奏)  青山涼

・ラブ・ストーリーは突然に  小田和正/青山涼編

・Everything 松本俊明/青山涼編

・彗星のタイムカプセル 青山涼

第3部

・ジュピター  G.ホルスト/武藤理恵編

・「風の谷のナウシカ」より“鳥の人”  久石 譲/青山涼編

・哀しみのソレアード~アリデヴェルチ・ローマ C.ダンミッコ/D.B.ベンボ、R.ラシェル/青山涼編

・スタンド・アローン  久石 譲/武藤 理恵編

礼奏

・ケセラセラ

・ふるさと


ここの団体って熱心なので、グループLINEで選曲がバンバンリクエストされるんですよ。高校生もあれ弾きたいこれ弾きたいって出してくれるの、うれしいですね。

今回のコンサートも、ポピュラーやマンドリンオリジナルなど、各種取り揃えております。

「Winter Wonderland」は、わたしにとって一番難しい曲でした。みんな知ってる軽快な曲なだけに、よけいにね。

「魂の還る場所」は、若いマンドリン弾きに人気の曲らしいですね。わたしは初めてでした。神社の「杜」のイメージを膨らませ、深く呼吸しながら弾きました。途中や最後にでてくる、ギターのアンサンブルがすてきでした。

「ラブ・ストーリーは突然に」は、トレンディドラマ(この言葉すら懐かしい)の主題歌でしたね。ドラマを観ていないわたしでも知っている曲です。セカンドマンドリンがジャンジャンジャンジャン♪と入ってくると、ノリノリで小田和正になりきって弾く、リアルタイム世代でした。

「Everything」、MISIA節のメロディを楽器で“歌う”のは、たいへんでした。自分が弾くので手一杯でした。あとから録音を聴くと、アレンジがとても良くて、こんなにいい曲だったのか!と、うっとりしました。

「哀しみのソレアード」と「アリデヴェルチ・ローマ」がメドレーになっているのは、なぜかな?「哀しみのソレアード」のダニエル・センタクルツ・アンサンブルはイタリアの音楽グループだそうなので、イタリアつながりということでしょうか。この2曲好き!とても盛り上がりました。

「鳥の人」と「スタンド・アローン」を弾いている時、音がブワン!と客席へ飛んでいくように感じ、鳥肌が立ちました。これ!このホールの響き方って、これなんですよ。この感覚をまた味わいたくて、来年も弾こうと思うのです。

来年の選曲は、この演奏会前からもう始まっています。みんなだいすきBッタキアリを弾くかも!?楽しみです。

客席には、中学マンドリン部顧問だったN先生が来てくださいました。いつも応援ありがとうございます!

そしてマルスピアーレのTさんに再会。何年ぶり!?うれしい~。またいっしょに弾きたいですね。まずはマルスピアーレの動画公開から、ぼちぼちやっていきましょう!

ご来場くださったみなさま、アンケートをくださった熱心な方々、遠くから応援してくださったみなさま、ありがとうございました。

来年の定期演奏会は、2026年11月7日(土)、大雪クリスタルホール音楽堂で開催いたします。きっと、来年も出ます!お楽しみに。

2025/12/21

いけこの曲紹介♪「青の時」

たまには、わたしの曲を紹介しますね。

冬なので、北国にちなんだ曲をどうぞ。

ぼちぼち曲を作っています→【作曲】いけこのマンドリン曲リスト

【過去記事】前のブログに掲載していた記事を、少し手直しして再掲しました。

「青の時」

2007年作曲
編成
マンドリン1
マンドリン2
マンドラ1
マンドラ2
マンドセロ

ギターのない五重奏です。マンドラが2パートあるところがぜいたくな作りだと、勝手に思っています。そういう編成って、なかなかないでしょう?

5名のマンドリン団体がありましたら、ぜひ弾いていただきたい曲です。

所要時間は、約6分です。

紹介動画。演奏はSound-Holeです。↓


本から極寒の地に思いを馳せる

【解説】
『青い光が見えたから~16歳のフィンランド留学記』
(高橋 絵里香 著、講談社)文中の
「青の時(Sininen hetki)」を題材に、曲を作ってみました。
極寒の北欧にて、夜明けの青い風景に身をひたすうち、しだいに
かたくなだった自分の心が解きはなたれ、上空から大地を俯瞰する
―そんな心の動きを描いてみようとつとめました。


この曲は、自分にしてはめずらしく、本を読んだときに湧きだしたイメージなのです。

「青い光が見えたから 16歳のフィンランド留学記」高橋絵里香 著、講談社 2007年

本の表紙も、「青の時」の写真ですね。

北海道もそうとう寒いけれど、フィンランドはこんなものじゃないだろうなあとか、著者の心情の変化を音で表すとこんな感じかなあとか、いろいろ想像しながら作りました。

情景描写というよりは、心理描写をしたいと思って作りました。

そうしてできたのが、この曲です。


『青い光が見えたから~16歳のフィンランド留学記』は、お世話になった方の娘さんが書いた本です。

日本とフィンランドの文化や学校教育の違いがとても詳しく書かれていて興味深く、また、著者が生活や勉強に努力する姿も心打たれます。

ぜひ、みなさんも読んでみてください。

個人的には、バンド「ジャガイモ」の演奏シーンが一番好きです!


演奏裏話

初演はSound-Hole、2008年のマンドリン四重奏演奏会で演奏しました。

わたしはフィンランドに行ったことがないのですが、北欧の冬は、北海道よりも夜明けが遅いですよね。

あの、キンとしばれる空気と心情をあらわそうと、冒頭は、マンドリン1がずっとpでトレモロをしています。

実は、2度高い音にしていたのですが、転調後のシャープがものすごい数になって、メンバーから「こんなの弾けん。直してこい」と言われました。

(マンドリン♯や♭が多すぎると弾くのツライ問題)

そんなわけで、若干、フィンランドから北海道寄りになったかもしれません(笑)。


「JMUジャーナル」にスコア掲載

だいぶ昔の話ですが…

2009年に、(まだ一般社団法人になっていないころの)日本マンドリン連盟の定時総会が札幌で行われたんですよ。
当時はただの個人会員でしたが、めったにない機会だからと、そのとき総会に出席し
「わたし、曲を作っているんですよ~!」
と自作曲のスコアを持って宣伝しました。
宣伝のかいあって、2009年~2010年に計4回、「JMUジャーナル」に自作曲のスコアを掲載していただく機会をいただきました。

この曲のスコアは、2010年、 日本マンドリン連盟 機関誌「JMUジャーナル」第225号に掲載されました。
一般社団法人日本マンドリン連盟、「JMUジャーナル」第225号の目次紹介

2025/11/30

出られるかな♪第55回マンドリン四重奏演奏会→出演します!

Sound-Holeは、今回も申し込みました!
これ↓
※最新版に替えました

一般社団法人日本マンドリン連盟北海道支部 主催
第55回マンドリン四重奏演奏会
2026年1月24日(土) 13:30開演
ちえりあホール(札幌市西区宮の沢1条1丁目1-10)
参加資格 北海道内のアマチュア演奏団体または個人
演奏時間 10分以内
編成 独奏または1パート1名による重奏
 高校生以下は10名程度の小アンサンブルも可

同じページから申し込みもできます。12月5日までだって。

Sound-Holeは、コロナの時期には出られなかったのですが、けっこうな常連となっています。
わたしたちは毎年定期演奏会のようなコンサートを開けるわけではないので、この10分間の出番が貴重なんですよ。
あと、好きな曲を好きなように弾ける、チャレンジの場でもあります。メンバーに合わせて編曲したり、自分で作った曲を弾いたりするのも、こういう場があるからできたことだと思います。
今回は3人でエントリー。出られたらいいなあ…。
            
出演できることになりました!
今回は、わたしたちを含めて11組が出ます。

2025/11/02

いけこの曲紹介♪「11月の雀」

今年も早いなあ。もう11月ですよ。

わたしの作った11月の曲を曲を紹介します。

 【過去記事】前のブログに掲載していた記事の、再掲です。

今回は、

「11月の雀」

2012年作曲

マンドリン1、マンドリン2、マンドラ、マンドセロの四重奏です。

所要時間は、約5分です。

11月の雀/mandolin quartet

【解説】

すっかり枯れたコスモスの茎に

まるまるふくれた雀たち

そうっとしなる コスモスの茎…


その胸割れした ふわふわの毛は

冬将軍がもうすぐそこまで

北の山まで来ていることを

空気の震えで 感じている。

*   *   *

しめやかな大気、雷鳴、冷たい雨…

北国の晩秋を、凝縮してみました。


北海道の晩秋

コスモスの茎にとまる雀。

これは、札幌・あいの里で見た風景です。

まだあまり建物が立っていなかった、30年ほど前のことです。

コスモスが背高く伸びたまま立ち枯れて、そこへ雀がとまって、茎がビヨヨ~ンとしなるんです。

よく見ると、ふっくらしていて、毛がかすかに震えているんですよ。とても印象的な光景でした。


曲のイメージの原型は、五輪真弓の「恋人よ」です(笑)。ご存知ですか?

アンニュイな雰囲気で、弾けるといいです。

前半は、マンドリン1はあまり動かさず、内声のマンドリン2とマンドラに、動きをもたせました。

わたしたちが練習する際は、2パートずつ試しに弾いて、相互理解を深めました。

あとは、高い音で、トレモロをひそやかに鳴らせるようにがんばりました。


動画について

この曲は、2018年2月の、マンドリン四重奏演奏会で演奏しました。

練習時の録音を使って、紹介ムービーをつくりました。


メンバーが、いろいろ意見を出してくれて、おもしろい演奏になってきたところです。

この練習の、一番最後の演奏がとても良かったのですが、スタジオの防音があまりよくなく、騒音がひどかったです。残念。

このテイクは未完成なところもありますが、曲を理解するときの参考になれば幸いです。


画像は、富良野の風景が多いです。あとはもいわ山ロープウェイです。

ぼんずのお下がりを、あとでえぶたんが着ています…。


お問い合わせ・楽譜ご要望の際は

2025/10/14

「10月11日はマンドリンの日!」動画フェスin北海道、今年も参加しています♪

10月11日は、「マンドリンの日」なんですよ~。 

北海道では、動画フェスをやっています。題して

「10月11日はマンドリンの日!」動画フェスin北海道2025

一般社団法人日本マンドリン連盟北海道支部のホームページで、北海道のマンドリン演奏動画を集めて紹介しています。

わたしも参加しています。見てみて!


わたし、11日は仕事があったので、寝ながらところどころ聴くだけでした。映像をちゃんと観たのは、翌日以降でした。

とくに印象に残ったのは…

★トップバッターは、地を這うような低音!(マンドロンチェロ)

 (実はニ番手はわたしで、マンドラばっかりなんだけどさ)

★ひとりでビートルズ!(全パート弾けるってすごいわ)

★カホンで派手に、イケイケのユーミン!(ギターのアドリブがいい~)

★ドワーフ・ダンスおもしろい!(弾いてみたい)

★畜大がんばっていますね!指揮者さんがちゃんと自分の指揮を振っている

ノルディコとアルバは、すごい大曲を弾きますねえ。体力が必要です。

あと、いろいろな曲が並んでいるのを見ると、メンバーに合わせて編曲することって、けっこうあるものなんだとわかります。


みなさまも、時間のあるときにゆっくりごらんくださいね。

さらに、これまでの動画フェスも残っていて、いつでも観られます。→フェスの紹介ページからどうぞ。

2025/09/20

いけこの曲紹介♪「お気楽アイスクリーム」

seesaa版ブログで2018年に紹介した2つの記事を、ひとつにまとめて書き直しました

たまには、わたしの作った曲を紹介しましょう。

今回は、
「お気楽アイスクリーム」
2006年作曲
マンドリン×2、マンドラ、マンドセロ
による四重奏曲です。
所要時間は、約4分です。

2009年、日本マンドリン連盟機関誌「JMUジャーナル」第221号に、スコアが掲載されました。
2010年にコントラバス譜を加筆し、五重奏として、九州の方がたに演奏していただきました。
2012年には、マンドセロ譜をギター譜に替えた「Guitar版」も作り、道内で他団体に演奏していただきました。

【解説】
「ゆるいマーチ風」で
お気楽にアイスクリームをなめていたら、
チョコミントの風が吹く?
でも、最後はとけてしまいました…。

※もともとは、マンドリン×2・マンドラ・マンドセロの四重奏として作った曲です。
2009年11月に、日本マンドリン連盟の「JMUジャーナル」第221号に掲載。
2010年に、コントラバス譜を加筆。
2012年に、マンドセロのパートをギターに代えた楽譜を、作成しました。
四重奏、五重奏、六重奏、いずれでもお楽しみいただけます。

ちっとも、解説になっていませんね。
でも、こんなイメージの曲です。
わたしはいつも、言葉から曲を作っているようです。

実は一番多く演奏されている曲

「お気楽アイスクリーム」は、おかげさまで一番多く楽譜のご要望をいただいている曲です。わたしの作品の中で、いわば「一番売れている」曲です。非売品ですが(笑)
日本マンドリン連盟の「JMUジャーナル」第221号にスコアが掲載されましたが、スコアから自分たちで切り貼りしたり浄書したりしてパート譜を作った方もいらっしゃったそうです。ありがたいことです。

わたしが把握している演奏歴はこちら↓

●2007.2第36回マンドリン四重奏演奏会(Sound-Hole) ←これはわたしたち
●2010.5第2回三木山マンドリン音楽祭(兵庫県三木市、アンサンブル・シルフィーズ)
●2010.9 Ofaマンドリンコンサート「恋音(こと)」(北九州市)
●2012.2第41回マンドリン四重奏演奏会(トロワ・クプルス)
●2013.5クラシック・カフェ2周年コンサート&ティータイム(兵庫県神戸市、アンサンブル・シルフィーズ)
●2015.12マンドリン茶会@もも庵(福岡、Quattro Formaggi
●2016.3札幌マンドリン倶楽部 部内アンサンブル発表会(夢追い人)
●2016.3フリーライブ「パンの耳」(福岡、 Quattro Formaggi)
●2017.6“音楽都市こおりやま”市民音楽祭 郡山マンドリンクラブ部内発表会一般公開(チームほんわか)
●2018.2福岡シンフォニックマンドリンアンサンブル部内発表会(MEFT
●2018.3福岡マンドリンオーケストラ・ホームコンサート(Quattro formaggi)
●2018.11大西功造氏 高知&神戸教室合同発表会(とらきちアンサンブル)
●2019.3まんどりんかふぇvol.3@湘南のマンドリンショップPietraponte 
●2021.3『アコーディオンの交差点 2021』(アコーディオンデュオ「コラソン・ディアマンテス」)
●2024.8ぎゃらりぃ花うさぎ カフェ・スペース アコーディオンソロ&デュオLIVE(コラソン・ディアマンテス)

演奏動画いろいろ

お気楽アイスクリーム/mandolin quartet
こちらはわたしたちの演奏。
Sound-Holeが2017年のコンサートで、礼奏として演奏したものです。
四重奏バージョンを、5名で演奏しております。


お気楽アイスクリーム /mandolin
こちらは、わたしたちSound-Holeが、2006年に演奏したものです。
ダルな感じをめざして弾いていました。


マンドリンアンサンブルOfa 恋音ダイジェスト
北九州の「マンドリンアンサンブルOfa」という団体が、2010年9月4日に
コンサート「恋音(こと)」を北九州芸術劇場小劇場で開催したときの模様。
ダイジェストの中で「お気楽アイスクリーム」が、ちょこっとだけ聴けます。
加賀城浩光さんに依頼をいただき、コントラバス譜を追加しました。
Ofaの「さくらばたけ楽奏団」さんに演奏していただきました。いい感じです!

お気楽アイスクリーム
2015年12月に、福岡で演奏していただきました。
クアトロ・フォルマッジさんによる、かわいい💛演奏です。

ながえわかこ作曲「お気楽アイスクリーム」
こちらは2018年2月、福岡シンフォニックマンドリンアンサンブルの部内演奏会にて。
チーム名は「Mandolin Ensemble Future Teacher」略して「MEFT」ですって。
若者のグループですね。
もともとの四重奏に、コントラバスとギターが加わった演奏です。


お気楽アイスクリーム(ながえわかこ)
こちらは2018年3月、福岡マンドリンオーケストラ・ホームコンサートにて。
以前にも演奏してくださった、クアトロ・フォルマッジさんによる演奏です。
弾きなれているだけあって、わたしたちサウンド・ホールよりうまい~!

お気楽アイスクリーム
なんと!2021年には、アコーディオンで演奏していただきました。
いわつなおこさんがアコーディオン用にアレンジしてくださいました。
親子デュオ「コラソン・ディアマンテス」の演奏です。

楽譜ご希望の方は…

わたしの曲は、少人数編成のものが多いので、気軽に合奏を楽しんでいただけたらうれしいです。
いけこの曲、ほかにもいろいろあります。
→このブログの【作曲】いけこのマンドリン曲リストというページをごらんください。

お問い合わせ・楽譜ご要望の際は、当ブログまでメールをください。
PC版ブログには、ページの右側に「いけこへの連絡フォーム」があります。「メール」欄にメールアドレスをご記入いただければ、後ほどメールを送ります。
ご記入いただいたメールアドレスは、管理人であるわたしのみ見ることができますが、ブログ上では公開されません。
わたしの場合ですが、楽譜代はいただきません(当方公務員で、兼業もしていないため)。
演奏の際の、著作権料の支払いも不要です。
コンサートに限らず、仲間うちでも練習でも、気軽にご試奏いただければ幸いです。

2025/09/17

1年待って初体験!サイレント映画を観てきたよ

令和の現代において、サイレント映画初体験。

やっと行けたよ!

X「キタ・キネマ」のポストより

2025年8月24日(日)
札幌市民交流プラザSCARTSコート
出演:大森くみこ(活動写真弁士)鳥飼りょう(ピアノ)
午前の部 ❶10:30-『ちんころ平平玉手箱』『荒武者キートン』
午後の部 ❷14:00-『笑ふ男』


実は、このサイレント映画上映会「キタ・キネマ」の存在を知ったのは1年前。2024年8月24日(土)夜、場所はたしか豊平館だったかな?このときは、マンドリンのコンサート本番の日で、打ち上げもあったので行けなかったのです。札教大マンドリンOB会のコンサートは2年に一度で、今年は無いので、キタ・キネマに行くことができました!

わたしは午後から別の用事があったので午前の部だけでしたが、それでも1年待ってやっと観ることができたので、嬉しい~!朝早い汽車で、3時間かけて札幌に行きました。

今年の会場は、札幌市民交流プラザの1階にある、SCARTS(スカーツ)コートです。上階に、HITARU(ヒタル)というホールがあるところですね。SCARTSコートはガラス張りでスケスケな印象でしたが、このときはガラス壁の中がさらに壁で仕切られていて、ちゃんと映画上映ができる仕様になっていました。

立て看板。壁の向こうで上映会。

中に入ると、なんとBGMが、昔々のSPレコードの音楽でした。
ザメクニックの「オリエンタルキャラバン(砂漠の隊商)」に、マーキーの「キスメット」ときた~!
なにそれ、わたし好みの選曲、わたしのためかしら!?と思ってしまいました。
いや、サイレント映画と同じ時代の曲だからなんだろうけどさ、わたしの心をわしづかみ!ですよ。


プログラム(左)と午前の部の映画説明

チラシがたくさん!

映画はもちろんモノクロですが、鑑賞しておどろいたのは、画質の良さです。
古い映画って、フィルムに傷やゴミがついていて見づらいというイメージしかなかったのですが、現代の技術でリマスターとかしているのでしょうか。きれいで見やすいのです。
モノクロでも色を感じられますし、人の動きも自然です。

「ちんころ平平(へいべい)玉手箱」は、1936年(昭和11年)に作られた日本のアニメーション映画。
子ども向けの短い映画ですが、動きがユーモラスで、とにかく楽しいです。
犬の平平がけっこうワルいヤツで、笑っちゃいます。

「荒武者キートン」は1923年(大正12年)の長編映画で、原題は「Our Hospitality」。
バスター・キートンが主演・監督だから邦題にキートンの名が入っているんでしょうけど、なんで「荒武者」なのか!?アクションシーンが多いからでしょうね。
こちらは、恋愛要素もある、ドタバタコメディ。
キートンが、無表情で大アクションをするのが面白くもあり、手に汗握って応援したくなったりもします。無表情といっても、ちょっと情けなく哀愁漂う顔で、なぜか親しみを感じてしまうんですよ。

弁士の大森くみこさんの説明が、わかりやすくて楽しいです。出演者について、また時代背景や鉄道の歴史なども知ることができます。これは日本の話芸ですね!
そして、楽士・鳥飼りょうさんの劇伴ピアノが素晴らしいんですよ!動きや状況にぴったり合った演奏を、即興で行うんです。
演奏がつくことで臨場感が増し、場面がわかりやすくなるんですね。これはすごい!(弁士による説明は日本独自の文化だそうですから、洋画であれば、楽士の演奏だけでも成り立つんでしょうね)
同じ映画でも、弁士と楽士が違えば、またちがった印象になるのだろうなと思いました。

終了後に、鳥飼さんとお話できたのもよかったです。
わたしが持っているヴァイオリン・マンドリン用の映画伴奏曲集は、楽士のための実用品ではなく、やはり愛好家のための楽譜のようです。
だとすれば、当時のマンドリン楽士の立ち位置は?楽団の中のひとりなのかな?
実際にマンドリン楽士ってどのくらいいたのかな?北海道にはいたのかな?
札幌の映画館「遊楽館」は、北海道マンドリン界の主要人物・九島勝太郎さんが経営していた!ということを、前川 公美夫著「大正期北海道映画史」を読んで知りましたが、遊楽館にマンドリン楽士はいたのかな?どんな人かな?…と、疑問がいっぱい出てきます。
鳥飼さんにお話を伺って、自分だったら「マンドリン」という切り口から、サイレント映画の伴奏音楽についてもっと研究できそうだな…と思いました。でもどこから!?
古いマンドリン楽譜から、ばくぜんと「サイレント映画のマンドリン楽士になりたい」と考えるようになりましたが、楽士への道のりは遠いわ!修行せねば!

弁士と楽士つきで映画を観るって、なんてぜいたくなエンターテイメントなんだろう!
というのが、今回の感想でした。あのライブ感が、ぜいたくです。
終わって会場を後にしてからも、ずっと興奮が止まりませんでした。
ほんとうは、午後も観たかった~。

X「キタ・キネマ」のポストより↓