今年2つめの演奏会報告です。
出会いは13年前
このウインターコンサートは旭川市大雪クリスタルホールの自主文化事業で、毎年出演者を募集して、1月~3月あたりに行われます。
わたしは、マンドリンユニットMarsupiale(マルスピアーレ)として出たことがあります。
初めてウインターコンサートに出たのは2013年。当日は猛吹雪で、お客様、よくぞここまで残ってくださった!というくらいの人数でした。帰る頃には、恐怖!誰もいないのに自動ドアが開いたり閉まったり...(ドアセンサーが吹雪を感知した)というエピソードは、今でも語り草になっています。
そのウインターコンサートで、アコーディオンのグループで出ていたあけみさんに出会いました。
その後の演奏会で、マルスピアーレと一緒に一曲弾いたこともありましたが、デュオを組むのは今回が初めてです。
去年の春、転居して旭川にちょっと近づいたわたしに声をかけてくれたのが、アコーディオンのあけみさんでした。
これまでは、マンドリンオーケストラやマンドリン属の楽器としか一緒に弾いてこなかったので、ちがう楽器と組んでみたいということは昔から思っていました。それこそ、20代の時からです。
でも若いころは、演奏技術も低すぎて弾ける曲がないというか、どうやって他の楽器と合わせたらよいかも見当がつかなくて、できなかったことでした。
そう、わたしがいつも考えている、「今だからできること、今しかできないことが、きっとあるはず」の、「今だからできること」は これだ!と思いました。
まずは、何を弾こうか?
「コンドルは飛んでいく」「愛の讃歌」、そして「ティティナ」を曲だししました。
※100年前の大ヒット曲「ティティナ」については、こちらの記事をごらんください。
アコーディオン用の編曲をするために、アコーディオンの左手のボタンは、どうなっているのか調べました。ベース音やコードが出せるんだ。へえ~なるほど。右手も左手も弾いて、しかも蛇腹も動かすんだ。忙しいな!
いったん楽譜を作りましたが、練習で弾いてみて、パートを入れ換えたり音符を省略したりしながら、弾きやすいように変えていきました。
「ティティナ」がチャップリンの映画「モダン・タイムス」で使われたことから、 チャップリンをリスペクトして、パントマイムをしながら入場しよう!ということになりました。チャップリン歩きを研究するあけみさんです。
わたしは効果音をつけるために、マンドリンを弾きながら入場します。立って弾けるように、イケガクのオンラインショップでマンドリン専用ストラップ「らくスト」を買いました。これは便利だわ~。
チャップリンの映画の曲「スマイル」を間にはさんだりするのもいいかも!調べるの、楽しいなあ。
ひさびさのウインターコンサート
当日は昼頃に雪が降って いたものの、まずまずのお天気で、無事開催されました。
当日の衣装はこちら。
2020年に作った、赤系花柄ワンピース。着物風合わせのカシュクールです。
「ザ・ワンピース 篠原ともえのソーイングBOOK」(2015年)の型紙で作りました。中にはいているパニエも手作りですよ。
ほんとうはね、2020年にマンドリンユニット「マルスピアーレ」でウインターコンサートに出ることになっていて、そのために作ったんですよ。でもコロナで中止となり、その後は旭川を離れてしまったので、着る機会がなかったのです。
こんな派手な花柄、さすがにサウンド・ホールでは着ませんからねえ。あけみさんがツヤのある赤いスカートをはくというので、わたしも何か赤い服を着よう!と思って、このワンピースにしました。
アクセサリーは、キラキラしたガラスビジューのネックレスにイヤリング 。靴はベージュ色のバックストラップパンプスです。
(前日に赤いストッキングを買っていましたが、この衣装に合わせるとチャラン・ポ・ランタンっぽくなったので、また別の機会にはくことにしました)
へアアレンジは最近のお気に入り、アシンメトリーしばり。右側で2段にしばっています。そして、大きな赤い花をつけてみました。こういう機会でないと、つけることないでしょ!
楽屋でいろんな奏者と出会う
楽屋では、ピアノ奏者の方がプロの方にヘアメイクをしてもらって、スリムなドレスに身を包んでいます。この方、実ははるか昔に富良野でお世話になった方でした!
煙突のような大きなリコーダーを持ってきた(!)リコーダーグループの方。ええー、背よりも高い楽器ってすごいな。
楽屋が相部屋だから音出し練習はOKかNGか!?と迷ったけれど、管楽器の方は音出し必要ですよね~。やっぱりそうですよねー(わたしたちも多少音出していいよね?)。
ノーズフルート(というのがあるんですね!)を演奏するご夫婦の方は、「もう年寄りなので、好きなことをしようと思って」とおっしゃっていましたが、仲睦まじいお二人!ご夫婦で演奏できて、いいな~。
やっぱり、いくつになっても好きなことをしたい!そう思いました。
汗だくのステージ
さて、わたしたち「あけみとわかこ」の出番は、第2部の1番目。
チョビ髭をつけた、チャップリン歩きのあけみさんといっしょに、マンドリンで「ティティナ」を弾きながら入場します。
壁にぶつかって嘆きますが、ドアをこじあけると、そこにはアコーディオンがありました…というパントマイムをしました。効果音の他に「スマイル」や「ミステリオソ」の一節も入れたりして、チャップリンに寄り添う演奏を目指しました。
「ティティナ」の演奏は、走ってちょっと危うかった(汗)。わたしがペラペラと曲の解説をしている間に、チャップリンは情熱的な赤いスカートに着替えてきました。
「コンドルは飛んで行く」は、悠々と空をとぶ鳥のように弾けました(ホッ)。クリスタルホールの天井近くに、コンドルが飛ぶのが見えた…ような気がしました。
そして、「愛の讃歌」。わたしがマンドリンを弾いている間、あけみさんが情熱的な語りを入れています。語りと音楽のタイミングが合っていたかも!わたしはマンドリンを弾くのに必死で、どんな言葉を語っているか意外と聞こえていないのですが。あとでビデオを借りて見るのが楽しみです。
クリスタルホールの照明がLEDになったとのことでしたが、弾いていると暑い暑い~。頭から汗がダラダラ流れ、目に入り(ヘアスプレーをかけていたので刺激的)、涙のように流れます。ふとアコーディオンを弾くあけみさんを見ると、汗がビシャーと飛び散った!なんだ、ふたりとも汗だくなのね。
