【過去記事】こちらは2021年6月、引越し前のブログに書いた記事を再掲して加筆したものです。原曲探しをして、楽譜のリンクやレコードの動画などを追加しました。
自粛期間中にインターネットで古い音源や楽譜に出会って大興奮!
大正時代にマンドリン用の楽譜ってこんなに市販されていたの!?
当時好まれていた洋楽の雰囲気が味わえます。
二重奏の楽譜だったら、なんとかして合わせてみたい!
アプリは「アカペラメーカー」から、しだいに「4XCAMERA」を使うようになりました。
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大流行曲「ティティナ」、オリエンタルフォックストロット「キャラバン」に続いて、わたしが弾いたのは
「ナポリの夜」
これも大正15年(1926年)の楽譜です。
楽譜の表紙と裏表紙。
シンフオニー ヴァイオリン マンドリン 樂譜SIMFONIE VIOLIN or MANDOLIN DUET No.96
Neapolitan Nights ナポリの夜
J.S.ZAMECNIK
夜空の天の川のような表紙。題字も当時の雰囲気が出ています。
楽譜のタイトル。
ナポリの夜 Neapolitan Nights
J.S.Zamecnik
Arr.By K.Yoshida.
裏表紙の奥付↓
大正十五年三月一日印刷
大正十五年三月三日發行
編者 シンフオニー樂譜出版社 編輯部
印刷兼發行者 草野 茂
東京市牛込區西五軒町卅四
發行所 シンフオニー樂譜出版社
發行所 シンフオニー樂譜出版社
作詞 Harry D Kerr 、作曲 J. S. Zamecnik
この楽譜を弾いた演奏はこちら↓
John S. Zamecnik: Neapolitan Nights
(わたしにとっては)おなじみ、Phillip Searさんのピアノ演奏です。
1923年のピアノ譜を弾いています。
わたしの弾いた二重奏は、この楽譜にとても近いアレンジですね。
映画のテーマソングにも
「Neapolitan Nights (Oh, Nights of Splendor)」は、「FAZIL」という映画(1928年)のテーマソングになっています。
なんでも、アラブの王子とパリの娘がヴェニス(ヴェネツィア)で恋に落ちるという話らしいですよ。
えっ、ヴェニスなの?ナポリでなくて?
1926年、Sam Fox社より、ウクレレとピアノと歌のアレンジ譜が出版されています(→セカイモンで売られている!アメリカに、楽譜を持っている人がいるんだね~)
オーケストラバージョンききくらべ
Neapolitan Nights - Victor Salon Orchestra 1926
1926年、ビクター・サロン・オーケストラの演奏。
流麗な演奏です。
Neapolitan Nights - Salon Orchestra - 1926
1926年、Nathaniel Shilkret指揮、Salon Orchestraの演奏です。
途中でマンドリンも入っていますね!
Edison..."Neapolitan Nights"...Herbert Soman's Salon Orchestra.
これも、わたしの弾いた二重奏にとても近い!
前奏のトリルのところとか…ね?
このレコードをもとにアレンジしたんじゃないかしら、と思うくらいです。
LONDON NOVELTY ORCHESTRA Neapolitan Nights (J S Zamecnik) REGAL ZONOPHONE M
このSPレコードは何年の録音かわかりませんが、ロンドン・ノベルティ・オーケストラの演奏です。マンドリンが華麗に動いております。
そして、後半に入ってくるホニャホニャした音は何?
もしかして、テルミンだったりして!?
Neapolitan Nights (John Stepan Zamecnik:music) ナポリの夜 Mari Ivonne マリ・イボンヌ独唱1936年 ルーナダンスオーケストラ
最後は、ちょっと後の時代になりますが、1936年(昭和11年)、日本で発売されたレコードらしいです。
なんと日本語訳で歌っています。スロー・ジャズの雰囲気ただよう演奏。
間奏に「サンタ・ルチア」が挟まれています。
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