2024/07/22

【2017年】北海道教育大学札幌校マンドリンクラブOB・OG会 第11回定期演奏会

 【過去記事】2017年8月、引越し前のブログに書いた記事です。今年の定演は第14回なので、これは3回前、もう7年も前のことですね…。


もう1週間たちましたが、コンサートの報告を…。
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↑きれいなカラーのプログラムや、チラシ、チケットは、OBのAさんによるデザインです。

北海道教育大学札幌校マンドリンクラブOB・OG会
 第11回定期演奏会

2017年8月20日(日) 13:00開場/13:30開演 
かでるホール(北海道札幌市中央区北2条西7丁目 かでる2.7)
入場料1,000円(小・中学生無料)
後援:札幌市、札幌市教育委員会


自分がステージで演奏するっていうのは、日常の中の非日常です。
さて、非日常の二日間のはじまりです。
19日、出がけからバスに乗り遅れて、オットに駅まで送ってもらうという失態…。しょんぼり。
札幌について、早めにホテルにチェックイン。
カフェデンマルクのパンを食して、くつろぎのティータイム。
六花亭が斜め向かいにあったので、ぶどうソフトクリームを食べてから、前日リハーサルに行きました。
午後5時から9時まで、かでる2.7で、熱心にリハーサルをおこないました。
この演奏会は、道内・道外各地からOBが集まってくる同窓会みたいなものなので、ここで初めて音を合わせる人もいます。
2年に一度会える先輩とのお食事も、また楽し。

20日、本番の日。
ホテルの朝食って、大好きです。いろいろなものを少しずつ食べられるのが、いいのよね。
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髪型は、ハーフアップ。ねじってヘアピンでとめて、右側に毛先をちらしました。

一昨年の第10回定演で、T会長が指揮を降りてから、はや二年。
あたらしい指揮者も加わり、(わたしより)若いOBも参加するようになりました。
指揮者が変わって合奏がうまくいくだろうかとか、お客さんが呼べるだろうかとか、変化への対応に時間がかかったように思います。
また、みんなそろって少しずつ年を取っていくので、老眼(これ困る!)や健康、介護や生活環境の変化などもあります。
わたし自身、月に一度の練習会でマンドリンを弾くことが、一番リラックスできる、息抜きの時間でした。
そんな中で、この日、わたしを含めてステージに立てる人は幸せだなあと思います。いっしょに弾いてくれるOBの皆さんにも感謝です。

午前中にステージリハーサルをすると、できていたことが、そのときになってうまくできなかったりして、あせります。
でも(たぶん)だいじょうぶ!と、自分に言い聞かせて…

そうそう、衣装の話を。
今回は、黒ロングスカートを手づくりしたのですよ。
ずっと前からはいていた黒ロングは、サイズが合わなくなってきたので、若い人に譲りました。
フォーマル服売り場でまた購入しようと思ったら、今はフォーマルでは扱っていないようです。旭川でも札幌でも、手に入りませんでした。
そこで、フォーマル用の布を買って、フレアスカートを作りました。前のスカートは8枚はぎでしたが、今回は「毎日着たいスカート」(ブティック社、2007年)から、4枚はぎのフレアスカートの型紙を使いました。
布地の縦横がゆがみやすい布で、縫いにくかったのですが、ファスナーはうまくできました。
↓楽屋で撮ったので、靴を脱いでいて、裾をひきずっていますが…9cmヒールをはくと、ちょうどよいです。
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でもね…フレアスカートは似合わない体型だなあと、つくづく思いました。前からそうでしたが、もっと似合わない腰回りになってしまいました。
2年後は、メモリー素材でタックスカートか何かを作ろうかと思っています。

13時開場、ロビーの受付にT会長がいらっしゃいました。わ~ありがとうございます!身が引き締まる思いです。
よし、2年に一度のお祭りだ!やるぞ!オー!
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13時30分開演。
そうそう、今年は司会もかわったんですよね。Sさんのあたたかな語り口が、演奏者の緊張をほぐしてくれました。とってもよかったです。

2024/07/21

【2019年】北海道教育大学札幌校マンドリンクラブOB・OG会 第12回定期演奏会

 【過去記事】2019年に、引越し前のブログに書いた記事の再掲です。

今年の定演は第14回、こちらは、前々回の定演についてです。

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北海道教育大学札幌校マンドリンクラブOB・OG会
第12回定期演奏会

2019年8月25日(日) 13:00開場 13:30開演
かでるホール (札幌市中央区北2条西7丁目 かでる2・7北海道立道民活動センター)
入場料1,000円(小・中学生無料)


わたしは、前日のうちに札幌入り。
汽車を降りると、偶然、旭川の知り合いに会いました。
翌日の「北海道マラソン」に出るのだそうです!すごーい、がんばってくださーい!

夕方5時から、かでるで前日練習をしました。
遠くから来て、この日に初めて合わせる人もいました。

さて、当日。
札幌駅近くのホテルから、タクシーに乗ろうとしたら、
「今日は北海道マラソンで、交通規制がかかっているから、かでるまで行けないよ。歩いて行ったほうがいいよ」
ええ~!?そんなー。
やっとのことで、会場につくと… ↓
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むむ、気持ちが引き締まりますね。
さあ、がんばりますよ~!

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プログラムです。
オットが「Azさん、やっぱり上手だね。すっきりして見やすい」と申しておりました。
(わたしが別件のチラシを手がけ苦戦していたので、やはりわたしはシロートだという意味で、こういうことを言ってました…汗)

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この日のヘアアレンジ(よく見えなくて、すみません)。
ねじりハーフアップを右側で散らし、襟足も右側に寄せて留めて、左右非対称にしてみました。

なんと…今回のステージで、老眼鏡デビュー…。
リハーサルのときに、ステージが明るいのに、楽譜がなんかよく見えないんですもの。
曲は覚えていますが、音符を読み間違えてしまうのが、こわいんですよ。
これでわたしも、メガネっ子の仲間入りですね。
でも、眼鏡をかけると、自分が動いたときに楽譜がよく見えないんだよなあ。課題です。

さて、本番!!
Sさんのすてきなアナウンスで、はじまり~♪
客席に、父が来てくれました。ありがとう!

今回の第1部は、いつもと違います。
なんと、OBのM川さんが作曲した2曲を、本人の指揮で演奏したのです!

2024/07/20

【2020年】念願かなって地元団体で演奏!旭川市民マンドリンアンサンブル第47回定期演奏会

 【過去記事】2020年、引越し前のブログに書いた記事を再掲しました

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左:プログラム表紙 右:チラシ

旭川市民マンドリンアンサンブル 第47回定期演奏会
2020年11月7日(土) 18:00開場 18:30開演
旭川市大雪クリスタルホール音楽堂(旭川市神楽3条7丁目)
入場料 700円

そうなんですよ~。やっと、地元のマンドリン団体で演奏することができました!
入ったいきさつは、こちら↓
実はわたし、この1月から地元のマンドリン団体に入った、新入部員なのですよ。
昨年の定期演奏会を聴いて、わたしもいっしょにひきたいな~と思いました。
演奏会のあと、部員の方に「マンドリンが好きそうだと思って」と、お誘いを受けました。
ええ、もちろん、大好きですとも!(笑いしかない)
ちょうど昨年は「働き方改革」が盛んに言われていたので(言うだけじゃだめなんですけど)、そうだ、「働き方改革」をしよう!毎週水曜日は残業を30分までにしよう!
と、心に決めました(ということは、残業が常態化しているんだな)。

ところが、2月のおわりに緊急事態宣言が出ました。
自分の職場には人が集まることから、わたしはしばらく練習を欠席していました。
そのうち、練習会場が閉鎖になって、練習じたいがお休みになりました。
6月から練習が再開し、7月からやっと、わたしも練習に加わりました。

練習会場では、使ったものを最後に消毒しています。
また、出席者は連絡先を記入し、毎回出欠を記録しています。
マスクをしながら練習するのは、けっこうきついです。
なんだかんだいって、運動しているようなものですからね。
でも、合奏することができて、みんなといっしょに演奏を作っていくことができて、うれしいです。

そうそう、言い忘れていましたが、第1部の1曲目は、わたしの作った曲になりました。
「冬の足音」より、1.ロータリー です。

旭川市民マンドリンアンサンブルも、開催にあたり、これまで様々な課題に直面してきました。
練習会場の閉鎖に始まり、練習会場の消毒、いつもお世話になっている大雪クリスタルホールのコンサートボランティアが今年は頼めない(!)とか、チケット半券裏に連絡先を書いてもらう、感染防止対策についてお客様へのお願いをチラシに載せる、会場の前列席を空ける、消毒用アルコールの用意、検温、「北海道コロナ通知システム」の活用など…。
そして演奏会直前になって、北海道は感染者が急激に増加して、ここ旭川でもクラスターが発生しました。
わたしの職場でも対策を強化して、にわかにバタバタしております。
市外からの賛助で、出演を断念される方も出てきました。
はたして開催できるのか?会場からストップがかかったりして?いや、何か決まるとしたら今日(演奏会当日)だろう…云々、メンバー一同、ハラハラドキドキでした。
とりあえず、開催できてよかったです!
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土曜日は天気が良くて、暖かかったです。
人込みを避け、旭川駅の南側のベンチで、外ランチしました。
クリスタル橋を歩き、大雪(たいせつ)クリスタルホールへ。
ちょっと早く来すぎたかな?

大雪クリスタルホールの情報誌「CADENZA」を見ると、音楽堂でのコンサートは、10月に4本、11月に4本。少ないですねえ。
それでも、規制が緩和されて、いちおう座席を100%使えるようになったそうです。

リハーサルは、14時から17時まで。3時間も弾いて、けっこう疲れた~。
そのあとは作業したり、お弁当を食べたり着替えたりしてあわただしく、Hさんが弦やピックを売りに楽屋に来てくださったのですが、見るひまがありませんでした。コンサートマスターは、調弦もあるので、なおたいへんだったと思います。
そんな中でも、賛助に来てくださったSさんとツーショットを撮っていただいて、うれしかったです!
以前からFacebook友達なのですが、メッセージで話しているうちに、この定演に一緒に出るということを知ってびっくり!
こういうつながりもあるから、SNSも面白いものですね。

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↑画像は、Kさんからいただきました。ありがとうございます!

第1部の1曲目は、わたしの曲で、「冬の足音」より、“ロータリー”。

2024/07/16

【宣伝】8月は、札教大マンドリンクラブOB会のコンサートに出ます!

この夏は、マンドリンのコンサートに出ます!



北海道教育大学札幌校マンドリンクラブOB・OG会
第14回定期演奏会

2024年8月24日(土)12:30開場 13:00開演

かでるアスビックホール(札幌市中央区北2条西7丁目 かでる2・7)

入場料 無料

主催 北海道教育大学札幌校マンドリンクラブOB・OG会

後援 札幌市、札幌市教育委員会


 OB会では、2年に1回定期演奏会を行っています。

第12回は2019年、第13回はコロナのため1年延期して、2022年に開催しました。

今回は第14回です。

しかも、お客様に気軽に来ていただきたいということで、無料になりました。

お近くの方も、そうでない方も(わたしもだが!)、札幌・かでるに来てくださいね~!

2024/07/07

サイレント映画の伴奏曲集をマンドリンで♪「ハヤ」

今回の「大正~昭和初期のマンドリン楽譜を弾いてみた」シリーズは、前回に引き続き、昔の映画、つまりサイレント映画につける伴奏のための楽譜から一曲弾いてみました。

「現代映畫伴奏曲集 前編」(5)Haya ハヤ/mandolin



使用した楽譜は、今回もこれ!
映畫音樂研究會編 NO.3
「シンフオニー ヴァイオリン マンドリン 樂譜 現代映畫伴奏曲集 前編」
東京の徳尾(とくのお)書店さんから購入しました。
←表紙←奥付

昭和二年五月一日印刷
昭和二年五月三日發行
定價 金五拾錢
編者 映畫音樂研究會
印刷發行者 草野 茂
東京市牛込區西五軒町三十四番地
發行所 シンフオニー樂譜出版社
電話牛込六九〇九番
振替東京六九一二七番


楽譜には「HAYA ハヤ  L.Maurice.」と書いてあります。
解説には「最も晴やかな氣分を表はす場面、例へば原野、公園、庭園等に嬉々として戯る場面等に用ふを可とす。」とあります。
曲そのものの解説ではなく、映画の中のこんな場面に使うとよい、という解説ですね。

いろいろ調べてみましたが、レコードや演奏の音源は見つからず、タイトルの意味もわかりませんでした。

楽譜は見つかりました!
Sam Fox Pub.Coから1921年に出版された
「Sam Fox library orchestra folio. No. 5.」という曲集に入っています。
その表紙には
A collection of select compositions for hotel, cafe, theatre, moving picture and concert orchestras
と書いてあり、ホテル、カフェ、劇場、映画、コンサートオーケストラ向けの曲を掲載した曲集であることがわかります。
このサイトには、5巻は1stヴァイオリンの楽譜しか無かったのですが、他の巻やIMSLPを見ると、ヴァイオリンだけでなくピアノや管楽器のパート譜、スコアもありました。楽団のみんなでこの曲集を使って、ホテルやカフェなどで演奏することを想定して作られた楽譜なんですね。
「Sam Fox library orchestra folio. No. 5.」の「ハヤ」(Haya)の楽譜を見ると、
「HAYA Oriental Entr’acte」と書いてありました。オリエンタル・アントラクトは「東洋風間奏曲」ってことかな。
作曲者はルイ・モーリス Louis Maurice。でもモーリスさんについて説明された文を見つけることはできませんでした。
編曲はJ.S.Zamecnikです。ザメクニックさんといえば、Sam Fox社から「Sam Fox MOVING PICTURE MUSIC」、つまりサイレント映画のピアノ伴奏曲集を出した人です。
楽団向けにモリモリ編曲して、すごいなこの人!

【追記】タイトル「HAYA」って何?

(2024.10.29記)
ふと思いついたのですが…
曲名の「HAYA」って、もしかしたら英語じゃないのかも!?
モーリスさんだからフランス語?もしくはそれ以外の外国語?
翻訳機能を使っていろいろ検索してみたら、かかったのはこれ!
「哈呀」(「ハヤ」と読む)、日本語で「笑(えみ)」
もちろんこれだけでは確定できませんが、「オリエンタル・アントラクト(東洋風間奏曲)」という副題からしても、中国語という可能性はあるわ!
そう考えて改めて曲を聞くと、メロディは、西洋人のイメージする中国風なのかもしれないなあ…と思えてきました。
あ~、モーリスさんに聞いてみたいっ!!ほんとは何語なの!?



それにしても、なぜ日本で“映畫音楽研究會”(映画音楽研究会)が、ヴァイオリン・マンドリン向けに映画伴奏曲集を出したのでしょう?はたして需要はあったのか!?
古書として残っているのだから購入者はいたのでしょうが、日本で映画上映のときにこの楽譜が使われたのでしょうか?北海道ではどうなの?興味は尽きません。

YouTube「ikekomandolin」のチャンネルでは、「大正~昭和初期のマンドリン楽譜を弾いてみた」という再生リストも作っています。古書店から購入した、古いマンドリン楽譜を弾いています。どうぞごらんください♪


実は密かにたくらんでいるんですよ…「サイレント映画の楽士になりたい!」

あたらしい曲を作るのではなく、当時演奏されていた音楽を、マンドリンで演奏したいのです。でも、即興で弾くのは難しいし、画面に合わせて弾くのも難しいよねえ。短い映画の一場面でもいいから、合わせて演奏できたらいいなあ。

この動画は、そのための修行のひとつであり、劇伴音楽についての勉強の途中経過でもあります。

超スローペースなアプローチだけどさ。いくつになっても楽しいわ、こういうの!


そうそう、以前、柴田康太郎氏の「1920年代後半の時代劇映画における音楽伴奏の折衷性:和洋合奏・選曲・新作曲 」という論文を読んだのですが、この方、紙屋牧子氏、白井史人氏とともに無声映画の伴奏譜資料「ヒラノ・コレクション」の研究をしている方だったのね。楽士が実際に使った楽譜「ヒラノ・コレクション」ってあるんですね。知らなかった!

「おもちゃ映画ミュージアム」のサイトで見たのですが、ヒラノ・コレクションの楽譜を無声映画に合わせて演奏する“研究発表会”があったそうです。いいなあ~。そういうの見てみたい。

ほかの論文も読んでみようっと!→国立研究開発法人 科学技術振興機構のサイト「researchmap」柴田康太郎から、いろいろ読めます。


2024/06/15

サイレント映画の伴奏曲集をマンドリンで♪「ロング イング フオアーユー」

自分の使っているマンドリンは、1927年に作られた古い楽器。

それと同じ時代に日本でもマンドリン用の楽譜が売られていたと知って、ロマンを感じました。

それ以来、古書店の通販サイト「日本の古本屋」を通じて、全国あちこちの古書店からぼちぼち楽譜を購入しています。

さて、今回の「大正~昭和初期のマンドリン楽譜を弾いてみた」は、昔の映画、つまりサイレント映画につける伴奏のための楽譜から。

裏テーマは「サイレント映画の楽士になりたい!」


「現代映畫伴奏曲集 前編」より
(21) I’m A-Longin’Fo’You ロング イング フォアーユー/mandolin



使用した楽譜はこちら
映畫音樂研究會編 NO.3
「シンフオニー ヴァイオリン マンドリン 樂譜 現代映畫伴奏曲集 前編」
東京の徳尾(とくのお)書店さんから購入しました。4,220円なり。
当時の映画女優さんのような絵。すてきなカラー印刷の表紙です。

裏表紙にある奥付はこちら
昭和二年五月一日印刷
昭和二年五月三日發行
定價 金五拾錢
編者 映畫音樂研究會
印刷發行者 草野 茂
東京市牛込區西五軒町三十四番地
發行所 シンフオニー樂譜出版社
電話牛込六九〇九番
振替東京六九一二七番

あれっ、前に弾いた「ハウザーの子守唄」が載っている「ヴァイオリン・マンドリン名曲集」が発行された大正14年に、この出版社は戸塚町にあったけど…
昭和2年時点では牛込区西五軒町だって。移転したのでしょうか。


曲集の目次では「ロング イング フオアーユー」とありますが、楽譜のタイトルでは「グ」がぬけていますね。チェックマークは、楽譜の所持者による書き込みでしょうか。

解説では「主として靜なるラブシーンに用ひ、畫面の轉廻により徐々に哀傷を深め行く場面、例へば戀人との惜別等のシーンに伴奏するに適す。」と書いてあります。

映画伴奏の曲は、当時はやったと思われる洋楽や、ザメクニックの映画伴奏曲集などから選曲されています。
「I'm A-Longin'FoYou」を調べてみると…

2024/05/27

いけこの曲紹介♪「6つのマンドリンのための“Spring”」

少しずつ、わたしの作った曲の紹介をしていきます。

今回は、自己紹介でもタイトルが出ていた、作曲コンクールの受賞曲を紹介します。

※作曲コンクールについては、こちらのページをごらんください→【2019年~2020年】「第26回TIAA全日本作曲家コンクール」入賞!披露演奏会に出ました


「6つのマンドリンのための“Spring”」

ながえわかこ(2019)

1.たんぽぽ色のスカート

2.曇り空に桜

3.新たな道へ進もう

編成:マンドリン1、マンドリン2、マンドリン3、マンドリン4、マンドリン5、マンドリン6

所要時間:14分

【解説】

2019年、一般社団法人東京国際芸術協会主催「第26回TIAA全日本作曲家コンクール」室内楽部門 奨励賞 受賞。

普段はマンドリン、マンドラテノーレ、マンドセロによる、小編成の曲を作っています。

このコンクールの楽器編成の規定にギターやマンドリンはありますが、

マンドラやマンドセロがなかったため、マンドリンの六重奏を作ってみようと思いました。

マンドリンだけの組み合わせで、どんな表現が可能か、試みました。


1.たんぽぽ色のスカート

明るい色のスカートをひるがえし、きゃしゃなハイヒールで、

踊るように街を歩きます。

「A」から、十六分音符二つをスイングにして弾いてください。

2.曇り空に桜

肌寒い、どんよりとした曇り空に、桜が散りゆきます。

ここでは、マンドリン1だけがトレモロで、ほかのパートはすべてピッキングで演奏します。

3.新たな道へ進もう

たくさんの思い出をかかえながら、それらを胸にしまい、その先の道へ、一歩踏み出す。

自分の選んだ道を進むのは、勇気がいるけれど、

光の先には何があるのか、知りたいから。

今、走り出そう。



動画は、Windowsのビデオエディターで作成

限られた機能を活かして作るのも、けっこうおもしろいものです。

演奏動画ではなく、風景ばかりの曲紹介動画です。

知床の風景が多いかな。あとは、常磐公園の桜とか。


マンドリンの音色の特徴を活かしたい

1楽章は、スイングするピッキングではじけるようなうきうきするような気分を表し、そこに乗っかるトレモロでさわやかな風のような情景を表そうと試みました。

2楽章は、減衰するピッキングの余韻の中に、マンドリン1だけトレモロにすることで、儚いけれど芯のある一本の糸のような音色を作ってみました。

3楽章は、6パートをちがうフレーズでモヤモヤ動かしたり、あちらこちらでパートを組み替えてハモらせたりしました。走り出したい気持ちをシンコペーションで表現し、最後は未来へ向かってジャンプします。

6パートをフルに活用したり、足し算・引き算したりして、マンドリンだからこそできる表現を目指しました。


英題にこめた思い

コンクール応募にあたって、題名に英題もつけることになっていました。

3楽章の「道」について、わたしは「way」ではなく「road」という語を使いました。

よく、「道」は「人生」に例えられます。そういう意味で、ふつうは「way」という語をつかうところです。

「road」と訳される「道」で言えば、未踏の地に自分の足跡をつけるだけでなく、先人によってすでに作られている道がたくさんあると思います。日常使っている道路って、たくさんありますよね。

でも、いつも曲がらないこの角を曲がるだけでも、一本となりの道を選ぶだけでも、これまでとはちがう新しい景色や新しい出会いがあったりします。

もしかしたら、歩く「道」を選ぶだけで、人生が変わっているのかもしれないなあ。

そんな思いから、わたしは「road」の方を選びました。

新しい道へ一歩を踏み出す若い人へ、エールを送る気持ちで書きました。


コンクールについては、別ページ【2019年~2020年】「第26回TIAA全日本作曲家コンクール」入賞!披露演奏会に出ました にあります。


楽譜をご希望の方は、↓続きをごらんください

2024/05/26

自分だけの布見本帳

布見本帳を、つくっています。
自分は売る方ではなく買う方なので、購入やおさいほうの記録としてです。

たぶんもともとは、スケッチ帳。
ページの表に端切れを貼って購入記録を書き、その裏面には作ったものの写真を貼っています。使った型紙本についても、書いています。



2009年、2011年に作った衣装もありました。なつかしい…

こどもたちに作って、今はもう役目を終えた幼稚園・小学校グッズ
ボロボロになるまで着てもらったエプロンやズボン
サイズや趣味が変わって着られなくなった服

現物がもうないものもありますが、ここには、思い出が残っています。





 

2024/05/25

1年越しの衣装完成♪白いジャカードのワンピース

手づくり衣装完成♪

やっと、やっとできた~♪
マンドリン音楽祭で着るための衣装を、完成させました。

ステージ衣装は非日常なので、好きなデザインのものを手作りしたいと思っています。
肩出しフォーマルドレスを着るのはガラでないし、いっしょに弾くメンバーもいるしね。

ちなみに、これまで作ってきたステージ衣装はこんなの
 
 
左上から2014年、2014年、2015年、2016年、
2016年、2017年。2023年はフレアスカートを作りました。
型紙は「ザ・ワンピース 篠原ともえのソーイングBOOK」「ザ・ワンピース 2 篠原ともえのソーイングBOOK」を使ったものが多いです。
ウエスト切り替えの位置が少し高めで、かわいいんですよね。
見頃やスカート、襟、袖を組み合わせてアレンジできるので、重宝しています。

今回、「こんな衣装を作ろう」と思い立ったのは、2023年の3月上旬でした。
そのときのメモはこちら↓  タカミー立ちのいけこ↓


揺れる汽車の中で描いたので、へろへろな線はご容赦!

2024/05/23

4人で出ました!マンドリン音楽祭@Kitara大ホール

Sound-Hole、昨年に引き続き今年も出演できました!

令和6年度札幌市民芸術祭「マンドリン音楽祭」
2024年5月19日(日)
12:45開場 13:30開演
札幌コンサートホールKitara(キタラ)大ホール
(札幌市中央区中島公園1-15)
入場無料



左:チラシ画像 右:プログラムの表紙

なんせサッポロは遠いもので、前日朝から大荷物でお出かけですよ。
パンパンのビジネスリュックと、マンドラ。アルフィーのツアーバッグに、しわにならないようにそうっと衣装を入れたら、かさばった!
けっこう暑い日なので、アルフィーの春ツアーTシャツを着ていきました。
「50」Tシャツと3人のギターバッジで、アルフィーに守られておりますよ。
スカッと晴れて、さわやかな5月の旅を楽しみました。
前日に、Sound-Holeのみんなで練習をしました。

コンサート当日も、よいお天気でした~。
例年、札幌市教育文化会館で行われているマンドリン音楽祭ですが、昨年と今年は、コンサートホールKitara(キタラ)の大ホールで行われました。
Kitaraで演奏できるなんて、めったにないことなので、朝から興奮しています。