2025/11/30
出られるかな♪第55回マンドリン四重奏演奏会→出演します!
2025/11/02
いけこの曲紹介♪「11月の雀」
今年も早いなあ。もう11月ですよ。
わたしの作った11月の曲を曲を紹介します。
【過去記事】前のブログに掲載していた記事の、再掲です。
今回は、
「11月の雀」
2012年作曲
マンドリン1、マンドリン2、マンドラ、マンドセロの四重奏です。
所要時間は、約5分です。
【解説】
すっかり枯れたコスモスの茎に
まるまるふくれた雀たち
そうっとしなる コスモスの茎…
その胸割れした ふわふわの毛は
冬将軍がもうすぐそこまで
北の山まで来ていることを
空気の震えで 感じている。
* * *
しめやかな大気、雷鳴、冷たい雨…
北国の晩秋を、凝縮してみました。
北海道の晩秋
コスモスの茎にとまる雀。
これは、札幌・あいの里で見た風景です。
まだあまり建物が立っていなかった、30年ほど前のことです。
コスモスが背高く伸びたまま立ち枯れて、そこへ雀がとまって、茎がビヨヨ~ンとしなるんです。
よく見ると、ふっくらしていて、毛がかすかに震えているんですよ。とても印象的な光景でした。
曲のイメージの原型は、五輪真弓の「恋人よ」です(笑)。ご存知ですか?
アンニュイな雰囲気で、弾けるといいです。
前半は、マンドリン1はあまり動かさず、内声のマンドリン2とマンドラに、動きをもたせました。
わたしたちが練習する際は、2パートずつ試しに弾いて、相互理解を深めました。
あとは、高い音で、トレモロをひそやかに鳴らせるようにがんばりました。
動画について
この曲は、2018年2月の、マンドリン四重奏演奏会で演奏しました。
練習時の録音を使って、紹介ムービーをつくりました。
メンバーが、いろいろ意見を出してくれて、おもしろい演奏になってきたところです。
この練習の、一番最後の演奏がとても良かったのですが、スタジオの防音があまりよくなく、騒音がひどかったです。残念。
このテイクは未完成なところもありますが、曲を理解するときの参考になれば幸いです。
画像は、富良野の風景が多いです。あとはもいわ山ロープウェイです。
ぼんずのお下がりを、あとでえぶたんが着ています…。
お問い合わせ・楽譜ご要望の際は
2025/10/26
6回目♪旭川市民マンドリンアンサンブル定期演奏会に出ます
今年も旭川でマンドリンを弾くよ!
旭川市民マンドリンアンサンブル
第52回定期演奏会
2025年11月8日(土)18:00開場・18:30開演
旭川市大雪クリスタルホール音楽堂(旭川市神楽3条7丁目)
入場料 700円
【チケット取り扱い】
・大雪クリスタルホール売店 ・ジュンク堂書店旭川店
・コーチャンフォー旭川店ミュージックコーナー
・玉光堂イオンモール旭川駅前店 ・なかよし保育園(松田さん)
↑わたしもチケット持っています!
ちょうどコロナ期の2020年に入部して、定期演奏会に参加するのは今回で6回目です。
お時間ありましたら、聴きに来てくださいませ。
メンバーが選んだ名曲を、各種とりそろえてお送りします!
2025/10/14
「10月11日はマンドリンの日!」動画フェスin北海道、今年も参加しています♪
北海道では、動画フェスをやっています。題して
「10月11日はマンドリンの日!」動画フェスin北海道2025
一般社団法人日本マンドリン連盟北海道支部のホームページで、北海道のマンドリン演奏動画を集めて紹介しています。
わたしも参加しています。見てみて!
わたし、11日は仕事があったので、寝ながらところどころ聴くだけでした。映像をちゃんと観たのは、翌日以降でした。
とくに印象に残ったのは…
★トップバッターは、地を這うような低音!(マンドロンチェロ)
(実はニ番手はわたしで、マンドラばっかりなんだけどさ)
★ひとりでビートルズ!(全パート弾けるってすごいわ)
★カホンで派手に、イケイケのユーミン!(ギターのアドリブがいい~)
★ドワーフ・ダンスおもしろい!(弾いてみたい)
★畜大がんばっていますね!指揮者さんがちゃんと自分の指揮を振っている
ノルディコとアルバは、すごい大曲を弾きますねえ。体力が必要です。
あと、いろいろな曲が並んでいるのを見ると、メンバーに合わせて編曲することって、けっこうあるものなんだとわかります。
みなさまも、時間のあるときにゆっくりごらんくださいね。
さらに、これまでの動画フェスも残っていて、いつでも観られます。→フェスの紹介ページからどうぞ。
2025/09/20
いけこの曲紹介♪「お気楽アイスクリーム」
seesaa版ブログで2018年に紹介した2つの記事を、ひとつにまとめて書き直しました
今回は、
「お気楽アイスクリーム」
2006年作曲
マンドリン×2、マンドラ、マンドセロによる四重奏曲です。
所要時間は、約4分です。
2009年、日本マンドリン連盟機関誌「JMUジャーナル」第221号に、スコアが掲載されました。
2010年にコントラバス譜を加筆し、五重奏として、九州の方がたに演奏していただきました。
2012年には、マンドセロ譜をギター譜に替えた「Guitar版」も作り、道内で他団体に演奏していただきました。
【解説】
「ゆるいマーチ風」で
お気楽にアイスクリームをなめていたら、
チョコミントの風が吹く?
でも、最後はとけてしまいました…。
でも、こんなイメージの曲です。
わたしはいつも、言葉から曲を作っているようです。
実は一番多く演奏されている曲
演奏動画いろいろ
楽譜ご希望の方は…
2025/09/17
1年待って初体験!サイレント映画を観てきたよ
令和の現代において、サイレント映画初体験。
やっと行けたよ!
実は、このサイレント映画上映会「キタ・キネマ」の存在を知ったのは1年前。2024年8月24日(土)夜、場所はたしか豊平館だったかな?このときは、マンドリンのコンサート本番の日で、打ち上げもあったので行けなかったのです。札教大マンドリンOB会のコンサートは2年に一度で、今年は無いので、キタ・キネマに行くことができました!
わたしは午後から別の用事があったので午前の部だけでしたが、それでも1年待ってやっと観ることができたので、嬉しい~!朝早い汽車で、3時間かけて札幌に行きました。
今年の会場は、札幌市民交流プラザの1階にある、SCARTS(スカーツ)コートです。上階に、HITARU(ヒタル)というホールがあるところですね。SCARTSコートはガラス張りでスケスケな印象でしたが、このときはガラス壁の中がさらに壁で仕切られていて、ちゃんと映画上映ができる仕様になっていました。
X「キタ・キネマ」のポストより↓
【KITAKINEMA presents VOL.4】終演‼︎
— キタ•キネマ (@kitakine2023) August 26, 2025
『ちんころ』で驚き和み『荒武者キートン』でハラハラとシミジミを。『笑ふ男』は初演&2公演目とは思えぬ熱演に圧倒され、没頭する内ラストは自然と涙が...終演後は万雷の拍手でありました。トークもお二人の神回しにより、大変充実した会となりました‼︎ pic.twitter.com/wLKm2MDPIG
2025/09/06
今年の浴衣記録。
あんなに暑かった日々も終わり、涼しい風が吹くようになりましたね。
もう、浴衣シーズンは終わってしまいました。
今年も浴衣を着たので、記録しておきます。
2025/08/15
この曲弾いたのわたしだけ!?…サイレント映画の伴奏曲「アンダンテドロロソオ」
大正~昭和初期のマンドリン楽譜の中に、サイレント映画のための伴奏曲集をみつけて大興奮!
いつかサイレント映画のマンドリン楽士になりたいと思いながら、ぼちぼち修行中です。
今回紹介するのは、
「現代映畫伴奏曲集 後編」(5)Andante Doloroso アンダンテドロロソオ/mandolin
楽士向け?愛好家向け?マンドリン楽譜
シンフオニー ヴァイオリン マンドリン 楽譜
SINFONIE VIOLIN OR MANDOLIN SOLOS
現代映畫伴奏曲集 後編
映畫音樂研究會編 NO.4
作曲はオットー・ランゲ
サイレント映画の伴奏曲
他の人の演奏がみつからない…
2025/08/04
いけこの曲紹介♪「8月の素肌」
「8月の素肌」
2013年作曲
マンドリン1、マンドリン2、マンドラ、マンドセロの四重奏です。
【解説】
くっきりと
背中に残る日焼けの跡が
暗い 闇の中に
ほの白く浮かび上がる。
遊びすぎた
夏の終わりの
けだるさ。
* * *
※Fのマンドセロは、ボディをたたきます。
上向きの「×」と下向きの「×」が違う音になるように、
工夫してください。
マンドリン×2、マンドラ、マンドセロの(ギターのない)四重奏という編成で、1月から12月まで月めくりカレンダーのような曲を作ってみよう!と思い立ち、2011年から作り始めました。
このシリーズで、5番目にできた曲です。
わたしの中ではめずらしく、AOR風に作ってみたつもりですが…
そういえばAORってなんだ!?アダルト・オリエンテッド・ロック?
と、調べれば調べるほど、わからなくなっていきました(だって曲によっていろいろちがうもん)。
マンドセロのベースラインで、大人の雰囲気をあらわしてみました。
ところどころ、メロディをスイングさせたりね。
上の動画の演奏は、わたしたちSound-Hole(サウンド・ホール)です。
画像は、小さいころの息子たちが、北の海で遊んでいるところです。
長男がいちばんムッチムチだったときです。次男はポキポキポッキーだし…。
ぜんぜんオトナの雰囲気じゃないですね。
こちらは、マンドリーノ・ジラソーレさんによる、オトナの演奏です。
2017年7月30日、日本マンドリン連盟九州支部「第15回 アンサンブルフェスティバル」より。
このときの演奏を、じつは現地で聴いたのですよ~!うれしかったです。
お問い合わせ・楽譜ご要望の際は、当ブログまでご連絡ください。
PC版のブログの右側に「いけこへの連絡フォーム」があります。
メールアドレス欄にアドレスをご記入いただければ、後ほどメールを送ります。
(ご記入いただいたアドレスは、管理人であるわたしのみ見ることができます)
いけこの作った曲、ほかにもいろいろあります!
マンドリン四重奏のためのカレンダーシリーズ、ほかにも11曲ありますよ。
→【作曲】いけこのマンドリン曲リストを、ごらんください
わたしの場合、楽譜は販売していません。
気軽に取り寄せて、ご試奏いただければ幸いです。
2025/07/20
30年前のCMに使われた「太湖船」、100年前の日本でも…♪サイレント映画の伴奏曲集より
昭和初期に販売されていたマンドリン用の楽譜をゲット!
同じ時代に作られたマンドリンで弾きながら、当時はやっていた音楽を味わっています。
今回弾いたのは、「太湖船」(たいこせん)。
「現代映畫伴奏曲集 前編」(8)太湖船/mandolin
中国の民歌
楽譜さがし
①流行した当時の出版楽譜
②宮沢賢治も弾いたとか
③現代の楽譜あります
レコードききくらべ!
日本で根強い人気の、中国の歌
2025/07/19
今年はどの曲でいこうかな~♪「10月11日はマンドリンの日!」動画フェスin北海道2025
一般社団法人日本マンドリン連盟北海道支部のホームページで、動画フェスやってるよ!
9月末まで募集中です。
今年は、なんの曲で出ようかな~と画策中。
とりあえず、Sound-Holeは決めました!
これね、演奏動画を自分のSNSや動画投稿サイトで公開して、それを日本マンドリン連盟北海道支部のホームページでまとめて公開するイベントなんです。
昨年度やそれ以前のイベントページも見られます。ぜひのぞいてみて!わたしは個人、Sound-Hole、旭川市民マンドリンアンサンブルで参加しています。
過去のページを見てみると、わたしも含めてほとんどの人はYouTubeを使っていますが、Facebookで動画を公開している方もいます。Xとかでも、動画投稿できますね。
北海道のマンドリン弾きのみなさま、一人でも二人でも、また道内どこにいても参加できるので、ぜひ申し込んでみて!→申込みのページはこちら
2025/06/30
【2020年】昭和3年の楽譜を弾いてみた♪大流行曲「ティティナ」(大正~昭和初期のマンドリン楽譜出版)
【過去記事】2020年10月に、引っ越し前のブログにて書いた記事に、【レコードききくらべ!】をつけ加えたものです。
2025.5.7 ききくらべ動画を一つ追加しました。
大正~昭和初期のマンドリン楽譜を弾くきっかけとなった曲です。
2020.9.26に開催された、Facebookのマンドリンイベント「まんどりんかふぇvol.7(オンライン)」のために撮った演奏動画を紹介します!
Titina(Leo Daniderff)
arr. by K.Yoshida
これね…、今、わたしの中で大ブームの曲なんですよ!
↑これこれ!ちょっと、いやかなり、古そうな楽譜でしょう?
「日本の古本屋」というサイトを通して、名古屋の伊東古本店さんより購入しました。
昭和3年(1928年)出版の、シンフォニー楽譜出版社から出た、ヴァイオリン・マンドリン二重奏の楽譜なんですよ。
わたしの使っているエンベルガーマンドリンは1927年制作だから、この楽器で弾くのにぴったりでしょ!
話せば、やや長いかも…。
100年前のダンスミュージック
もとはといえば、マンドリンのために作られた、アメデオ・アマデイの「Dody(ドディ)」という曲を練習していたのですが、その楽譜に「Foxtrot」と書いてあったのですよ。フォックストロットって、何?どんな感じで弾けばいいの?
そんな疑問から始まりました。
そういえば、フォックストロットって、社交ダンスでそういう種目がありますよね。
でも、社交ダンスや競技ダンスの動画を観てみると、ゆったりした曲で踊っていて、「ドディ」の曲とは何か違う雰囲気です。
実は、現在社交ダンスや競技ダンスで「フォックストロット」と呼ばれているのは、1929年ごろに始まったという、イギリス式の「スロー・フォックストロット」なんですって。
アップテンポな曲の方は、1910年代に流行った、アメリカンスタイルのダンスミュージックなんだそうです。
ペアで、手を取り合って踊るダンスです。
Wikipediaより
「1913年 ハリー・フォックス(Harry Fox) が、自らがマネージャーを務めていたダンスホールに於いて、自らの名を冠したダンスを発表する。」
「当時のフォックストロットは、今日のクイックステップやジルバに近い、スピーディーでアクションの激しいダンスだった。」
あっ、キツネは関係ないんだ!へえ~。
Wikipediaによると、フォックストロットが生まれる前に「ワンステップ」というダンスもあったそうです。
アマデイの曲に、One-Step「Cupido」(クピド、あるいはキューピッドというのかな?)という曲もあります。
(日本マンドリン連盟北海道支部会報No.206の添付楽譜にありました)
アメデオ・アマデイさんは、1866~1935年に生きていた人。
ということは、マンドリン界で超有名なアマデイさんも、当時流行したダンスミュージックを作ったということなのね!
1927年の映画「ジャズ・シンガー」より。
「世界初」のトーキーと言われる、部分的に同期音声を使っている映画です。
当時の雰囲気が、伝わってきます。
大流行曲「ティティナ」
フォックストロットの楽曲をYouTubeで検索したところ、古いレコードを見せながらターンテーブルで再生する動画にヒットしました。こういう動画って、けっこうあるんですね。日本の方も、海外の方も、こういう方法でレコードコレクションを見せています。
「Foxtrot」で検索すると、多く出たのが「ティティナ」でした。やはり「大流行曲」なのでしょう。
1925年ごろに、数多くの楽団が、レコードを作っているようです。
楽団によって速さやアレンジがけっこうちがうのも、興味深いです。終わり方のコードがメジャーかマイナーか、とか…。
【SPレコードききくらべ!】
【年表的に並べてみると】
↓
「ティティナ」が作られる(1917年、レオ・ダニデレフが作曲)
↓
「ティティナ」が世界的に流行、レコード売れる(1925年)
日本でも楽譜発売(1928年)
チャップリンが映画のなかで「ティティナ」を歌う(1936年「モダン・タイムス」)
と、ちゃんと時代が合致していますね。
(いやもうほんと、ワタクシ歴史ダメ子なもんで、こういうのを知ると、新鮮な驚きを感じます!いつも新鮮!)
【「東京ティティナ」もあるよ】
こちらは、“バイヨンの女王”と言われた生田恵子さんが歌った「東京ティティナ」(1953年)の、カバーです。
基本のメロディは「ティティナ」と同じですが、別のメロディが加わって、なんかアラビアっぽいところもあったりします。
(ちなみに、生田恵子さんは「私のマンドリン」という曲も歌っています。バックでマンドリンが演奏されています。)
ステイホーム中に出会ったチャラン・ポ・ランタンと、回りまわってこんなところでつながっているのも、またおもしろいものです。
約90年前のマンドリン楽譜!
楽譜の方に話を戻します。2025/06/05
いけこの曲紹介♪「ひるがえる葉裏に風を見る」
たまには、わたしの作った曲を紹介しましょうか。
「ひるがえる葉裏に風を見る」(2022年)
マンドリン1
マンドリン2
マンドラ1
マンドラ2
2025/05/10
【宣伝】札幌市民芸術祭「マンドリン音楽祭」のおしらせ♪
札幌では、毎年5月にマンドリン音楽祭があります。
今年はわたしは出ませんが…宣伝しま~す!
令和7年度札幌市民芸術祭「マンドリン音楽祭」
2025年5月25日(日)12:45開場/13:30開演
札幌市教育文化会館大ホール
(札幌市中央区北1条西13丁目)
入場料 無料
開場後、13時から「プレ・コンサート」があります。
楽器体験コーナーもあります。開演前および第1部のあとの休憩のときに、ホワイエで楽器にさわることができますよ。
少人数の演奏も、大人数の合奏も聴けます。学生さんもがんばっています。
5月の札幌は、マンドリンの音色がよく似合います。
ぜひ聴きに来てくださいね。
わたしも(演奏はしませんが)会場におります。




